hue and cry

R.I.P. Jeff Hanson

jeffhanson

週明けからとてつもなくかなしいニュースが飛び込んできました。アメリカのシンガー・ソングライターのJeff Hansonが6/5に亡くなったそうです。死因は数日前に引っ越したばかりの自宅での「転倒死あるいは事故死」と報道されています。31歳の早すぎる死になにも言葉が出ません・・・。

ぼくがこのかなしいニュースを知って、真っ先に思ったのは、ぼくが大好きな金城一紀の小説『レヴォリューションNo.3』の次の一節でした。

アギーはトランペットの音に耳を傾けながら、独り言のように言った。
「クリフォード・ブラウンは二十五歳で死んだ。ソウルが強過ぎたんだ。ソウルの強過ぎる人間は神様のレーダーに引っ掛かっちまう。神様はそういう人間を近くに置きたがる。だから、ソウルの強すぎる奴はみんな早く天にのぼってゆく。」
僕はただ無言でうなずいた。

金城一紀『レヴォリューションNo.3』「ラン、ボーイズ、ラン」より

これに倣って言うなら、彼の美しい歌声が神様のレーダーに引っ掛かってしまったのかもしれませんね…。神様が「天使の歌声」を持つ人間を近くに置きたがったとしてもなんら不思議ではありませんから(天使は「神様の使者」ですし)。「美声薄命」・・・それは歴史が証明しているのかもしれません。

ジェフ・ハンソンのご冥福をお祈りしております。


Jeff Hanson – If Only I Knew

Liricoニューリリース:Chris Garneau

cover

Liricoに新しいファミリーが加わりました!

今回、スコット・マシューと同じニューヨークのシンガー・ソングライターChris Garneauの2ndアルバムをリリースすることになりました。詳細は下記のリンクから。

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1507.html

実のところ、彼の2007年リリースのデビュー・アルバム『Music For Tourists』のときからプロポーズしてたんですね。そのときは残念ながら叶わなかったのですが、今回2年ごしの恋が実ったということです。ほんとうは今回の交渉も遅々として進まず、半ば諦め気味というか、もうどうでもいいや、ってかんじになったときも正直ありましたが、その後、なんとか話がまとまったものの、本国リリースの7/7から約一ヶ月遅れて8/6のリリースとなってしまいました・・・。

chrisgarneau

さて、そのChris Garneauですが、タマス・ウェルズやエギル・オルセンと同じ「特別な歌声」の持ち主、と言えばわかりやすいでしょうか。ナイーヴなピアノのメロディーに載せて歌われる中性的ヴォイスは極めてフラジャイル。同じ曲調の楽曲が並べられていた前作に比べるとよりサウンドの幅は広がっており、アーティストとして、人間としての成長の跡が見える作品になっています。

試聴はまたそのうちつけますが、とりあえず、アルバムから「Hands on the radio」の繊細なピアノ弾き語り映像をご紹介します。


Chris Garneau – Hands on The Radio

タマス・ウェルズ〜エギル・オルセン〜スコット・マシューというLiricoの流れにこれ以上ないくらいフィットするアーティストです。しかもスコット同様、彼もクィアだったりするので、我ながら筋が通っているな、と(笑)ちなみにChris Garneauはクリス・ガノという表記でいくことにします。ガルノーと迷ったんですが、日本だとルイ・ガノ(Louis Garneau)が有名で定着しちゃっていたので、それに倣うかたちです。略称は「クリガノ」で(クリロナみたいですね。ぼくはクリスチャーノ・ロナウドをそんなふうに呼んだことはないですが)。まあ、結局のところどっちでもいいんですけどね。

というわけで、改めてこの新しいファミリーもよろしくお願いいたします。。

Awol One & Factor ニューアルバム

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Def3 & Factorのアルバムがいつまで経っても入荷しなくて困っていますが、そのFactorさんとAwol Oneのコラボ・アルバム第2弾が7月にリリースされる模様。CeschiのレーベルFake Four Inc.より。

Aesop RockとかMyka9とかCeschiとかXzibitとかが参加しています。myspaceで聴ける数曲を聴いた限りでは前作『only death can kill you』から変化はなさそうですね。すでにヴィデオがアップされているので、紹介しておきます。『Official』のヴィデオがかっこいいですが、誰が作っているのでしょうか。


Awol One & Factor – Celebrate


Awol One & Factor – Official

試聴は彼らのmyspaceで。

Awol One myspace
Factor myspace

Delano Orchestraニューアルバム

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以前、こちらでご紹介したフランスのバンドThe Delano Orchestraですが、2ndアルバム『will anyone else leave me?』が先日リリースされました。リリースは盟友Pastry Caseのレーベルkutu folk recordsから。

すばらしかった1stからよりもダイナミックさが増した印象を受けます。ただしサウンドがどんなものに変わろうともヴォーカルのDelanoのウィスパー・ヴォーカルには全く変化は見られません。彼らのmyspaceで数曲聴けるので、実際に自分の耳で確かめてください。女声コーラスが入った「How to Care」はとてもいい曲だと思います。まさにフランスのSparklehorse。

このDelanoという人はMatt Elliottとかと同じような後ろ向きさを感じるので、ぼくとしては共感が持てます(笑)リリックの内容が気になるところですが、曲のタイトルからしてネガティヴです。今回なんて、「something is gone」「everything is gone」「will i die」「endless night」とかですから・・・。

ちなみに後ろ向きで言うと前作の「kill me twice」がだいすきです。このなんとも言えない暗さとバンジョーの軽さが絶妙。2ndはちょっとバンジョーの音が少なめなのが残念かな。

The Delano Orchestra – Kill Me Twice

ちなみに、手縫いの糸による装飾をほどこした特製紙ジャケはとてもユニークで、データじゃなくてちゃんとCDとして持っておきたい一枚。p*disへの入荷は来月下旬になると思います。

The Delano Orchestra myspace

関連記事:Delano Orchestra ~繊細すぎてよく聴こえないライヴ・オン・ザ・ボート

Low Low Low…の新作はもうすぐ?

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UKのバンドだということがいまだに信じられないLow Low Low La La La Love Love Love。個人的にとても大好きです。新しいDarlaコンピに収録されていた新曲は相変わらず最高で、オフィシャルサイトをのぞいてみたところ、ニューアルバムがそろそろ完成しそうな雰囲気で興奮してしまいました。上記の画像はそのフロント・カバーのようです。アルバムのプロデュースはFridgeのAdemが務めたようですね。楽しみ!

このバンドのフラジャイルな雰囲気が相当ツボなんです。ギターの音はときどき外れていて、多重コーラスによる歌はヘロヘロ。1stではメンバーだと思ってた女性ヴォーカルは実はメンバーではなく、2ndには参加していなかったりして適当。しかも2ndのほうがあきらかに演奏が下手になっていたり。ギターじゃなくサックスでのトレモロとかわざとなのかそうじゃないのかわからないくらいゆるくて、ほんともう大好き。ちなみにdarlaコンピの新曲は久々に女性ヴォーカルが参加していてちょっとうれしかったです。

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