hue and cry

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low low low la la la love love loveニュー・アルバム発売間近

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UKマンチェスターのバンドlow low low low la la la love love love。以前、こちらでちらっと触れていましたが、3rdアルバム『Feels, Feathers, Bog and Bees』がいよいよ今月下旬に発売!

「味のある〜」って言葉で済まされると思っている多くの人に「きみはただ下手なだけだからね」とひとりひとり言ってやりたいとたまにすごく思います(hueにしろliricoにしろ、ローファイなのが共通する持ち味であることはこの際、棚にあげて)。

けど、low low low la la la love love loveには「きみたちだけは下手でもいいからね」と言ってやりたかったのに・・・この最新作で完全に化けてしまいました。あの彼らをここまで仕立て上げ たademプロデュースすげぇ。でもね、音の外れていないlow low lowなんてlow low lowじゃないって思っちゃうから、ちょっとさびしい。けど、最高!!

・・・と、以上はp*disのレコメンドに書いたテキストをそのままコピペ(カッコのなかだけ足しました)。彼らに期待していたのはおそらくぼくだけでしょう。そんなことわかってます。けど、本作で彼らがブレイクしちゃっても不思議ではありません(おそらくしないでしょうけど)!

彼らの最大の武器であるコーラスワークを活かすためにシンプルなアレンジを心がけたように思える1stと、楽曲としてのクオリティーをあげようとした結果、演奏力の拙さが露呈してしまったけど、しょうがないからそのまま出しちゃえ、って出したにちがいないとすら思える2ndの愛すべきベッドルーム・フォーク。

この3rdはベッドルームを飛び出してスタジオでレコーディングされ、特にアレンジ面での変化と、その完成度には驚かされました。けど、アレンジがいくら派手になったからといって、彼らは変わっていません。むしろ、そのフラジャイルさはどんどん増していっているかもしれません。また、収録曲のなかでももっとも地味な「Blackbird 3」をシングルにもってきたのはいかにも彼ららしくていい。それが↓のPV。


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アートワークには沼地に横たわるシカの亡骸。ジャームッシュの『デッドマン』をちょっと思い起こさせます。川の向こう岸に見える家。すぐ近くで腐りゆくシカの存在には誰もきづかないのです。

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p*dis : low low low la la la love love love / feels, feathers, bog and bees 詳細ページ

Low Low Low…の新作はもうすぐ?

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UKのバンドだということがいまだに信じられないLow Low Low La La La Love Love Love。個人的にとても大好きです。新しいDarlaコンピに収録されていた新曲は相変わらず最高で、オフィシャルサイトをのぞいてみたところ、ニューアルバムがそろそろ完成しそうな雰囲気で興奮してしまいました。上記の画像はそのフロント・カバーのようです。アルバムのプロデュースはFridgeのAdemが務めたようですね。楽しみ!

このバンドのフラジャイルな雰囲気が相当ツボなんです。ギターの音はときどき外れていて、多重コーラスによる歌はヘロヘロ。1stではメンバーだと思ってた女性ヴォーカルは実はメンバーではなく、2ndには参加していなかったりして適当。しかも2ndのほうがあきらかに演奏が下手になっていたり。ギターじゃなくサックスでのトレモロとかわざとなのかそうじゃないのかわからないくらいゆるくて、ほんともう大好き。ちなみにdarlaコンピの新曲は久々に女性ヴォーカルが参加していてちょっとうれしかったです。