hue / lirico photo gallery on Flickr
おそらく今年のはじめくらいからツアーの写真とかいろいろな画像をまとめようとしてFlickrのアカウントをとったものの、すっかりほったらかしにしていたことをふと思い出しました。
で、取り急ぎ、きょうタマス・ウェルズの2007年と2008年のツアーの写真と、スコット・マシューのすばらしいプロモ写真の数々をアップしてみましたので、よろしければごらんください。タマスのは初公開のものもけっこうありますよ。今後も空いている時間に随時アップしていく予定です。
Inpartmaint Inc. photostream on Flickr
Tamas Wells Japan tour 2008 photo gallery
Tamas Wells Japan tour 2007 photo gallery
Scott Matthew promotional photo gallery
Tamas Wells : Writing an Album
タマス・ウェルズより久しぶりのメール。真冬のタスマニア島で7日間のレコーディングを行うことが決定した模様です。前よりもたくさんの楽器が用いられるとのことで、期待ができそうです。
2月くらいから、facebookでたまに「Writing an Album」というタイトルで、アルバムについてつらつらと書いているので、ご覧になったかたもいるかもしれませんね。それがけっこうたまってきたので、せっかくなので、まとめて日本語に訳してみました。よかったら読んでみてください。
Factor ニュー・アルバム追記/ニュー・ヴィデオ「Lawson Graham」
ちょうどこちらエントリーを書いた直後に、Factorからニュー・アルバム『Lawson Graham』の音源が届いてようやく聴くことができましたが、これまでの数あるソロ・アルバムのなかでもベストの出来なんじゃないでしょうか。
「Lawson Graham」とはFactorのおじいさんの名前で、本作は彼に捧げられたものです。カバーに映っている青年がそのひと。他人の言葉にゆだねざるをえないプロデューサーにとってはむずかしいコンセプトだとは思いますが、参加したアーティストやラッパーはFactorが思いを込めたビートからそれを感じ取って、完璧な仕事をしていると言っていいでしょう。
持ち前のメロディックなサンプルに、西海岸アンダーグラウンドの連中との付き合いで獲得したヘヴィーネスとサイケデリアが抜群のバランスで同居したビートによる風景描写。そして、すばらしい語り手の力を借りて、語られる美しいストーリー。
まず驚かされたのが、“カナダのトクマルシューゴ”(とぼくが勝手に呼ぶ)Gregory Pepperをフィーチャーした2曲目の「Missed The Train」。両者のコラボレーションのことは前々から聴いていましたが、まさかこんな形で結実するとは・・・。Gregory Pepperはソロ・アルバアムではいろいろな楽器を操ったインディーポップでしたが、ヴォーカリストとしての彼はほんとうにやさしさに満ちた歌を聴かせてくれています。チェロが美しい後半の展開はため息つかせます。Factorのメロウ・トラックのなかではNoltoとの「Carly」に並ぶ名曲。
トラックリストを眺めたときにもっとも気になった名前がRadical Faceでしたが、彼とSoleをフィーチャーした「Living in a Vacuum」はそんな期待を裏切っていません。そして、「Home Again」以来となるNomad & Factorの新曲「Oh Oh Andy」も間違いのない名曲。「Home Again」ほどではないにしても、ふたりの相性のよさを感じさせます。力の入っていないNomadの歌のすこやかさ。Nomadの歌声はぼくにとっていつだってマジックです(Nomadニュースを唐突に挿入すると、いま新作を作ってるみたい!)。
名曲ぞろいの本作のなかでも最高なのが、Josh Martinezをフィーチャーした「PopStravaganza」。じぶんのアルバムでは時々空回りしてしまうけど、客演では最高の軽さを発揮してうまくいくJosh Martinezの法則がここでも発動して最高の出来。好きすぎてうまく説明できませんが、ぼくが思わず頭によぎったのはFactorへの感謝でした。
先日、彼が帰国したあとにぼくが彼にメールしたのは、「ぼくらのやっている仕事はお金だけは生まないけど、感情とか、信頼とか、熱情とか、お金以外のすべてを生み出すんだ」ということでした。こういう音楽を作れるならだいじょうぶ。誰も彼を捨てることはないでしょう。
Factor – Lawson Graham
そして、こちらがタイトル・トラックのヴィデオ。監督はJosh MartinezのヴィデオでおなじみのStuey Kubrick。Factor本人のほか、彼の愛犬のPirateも出演しています。このタイトル・トラックはアルバムの最後を飾っていますが、まるでロード・ムーヴィーのようなアルバムのなかでもエンドロールような位置づけのインスト曲で、アルバムは余韻を残したままおわります。
このアルバムが多くのひとにとってのクラシックになればいいなと思います。
Factor myspace : http://www.myspace.com/factorg
Buck 65 Saves Music
Factorのアートワークをてがけるデザイナーnoyz319が主宰するナイスなアンダーグラウンド・ヒップホップのウェブマガジンUGSMAG.COMでみつけた記事がおもしろかったので、気分転換に日本語に訳してみました。
Buck 65が自身のウェブに寄せている「LOVE LETTERS」の最新のエントリーです。UGSMAG.COMでもコメント欄で多くのひとが熱くコメントを寄せています。
Buck 65が違法ダウンロードを憂え、音楽の価値について考えた文章です。Buckが言いたいのは、結局のところ解決策なんてないけど、「考えること」が大切なのだということだとぼくは感じました。彼はアーティストで、ぼくはレーベル、そして、このブログを読んでいるひとはリスナーと、立場によって考え方は異なると思いますが、それぞれがこの問題について考えましょう。
続・がんばれ!The Leisure Society
The Leisure Society – Save it for Someone Who Cares
ちょうど1年ほど前にこちらの「がんばれ!The Leisure Society」というエントリーでご紹介したバンドの続報です。
UKの音楽賞「Ivor Novello Awards」の昨年の最優秀楽曲賞はElbowに譲りましたが、その後、Full Time Hobbyと契約して1stアルバム『The Sleeper』が再発されたりして、その年のおわりの各プレスで2009年のベスト・アルバムに選ばれたりするなど、大活躍でした。
で、アルバムからシングルカットされた「Save it for Someone Who Cares」が今年のIvor Novello Awardsの最優秀楽曲賞にまたしてもノミネートされてることに気づきました。今年はLily AllenとPatch William(誰?)と争います。なんか変な賞ですね(笑)とにかく、今年こそは受賞してもらいたい!
で、The Leisure Societyは現在ニュー・アルバムを製作中。評価されたデビュー作につづく2ndアルバムということでプレッシャーは尋常ではないでしょうが、いいものができることを期待しています。たぶん今年の後半のリリースでしょうか。1stはほんとうに愛聴しているので、楽しみです。
ちなみにぼくがいちばんすきなのはこの曲です。 ↓↓↓
The Leisure Society – Matter of Time
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