Tamas Wells Japan Tour 2010予約受付開始!
12月3日〜5日に行われるタマス・ウェルズの三度目のジャパン・ツアーの受付を本日より開始いたしました!
すでにたくさんの方にご予約いただいております。12/5の公演は早くも定員の40%が埋まってしまいました。他の公演も順調な出だしになっているので、ご予約はくれぐれも忘れませんよう、お早めに!
http://www.inpartmaint.com/lirico/tamas_tour2010.html
11/11発売のニュー・アルバム『Thirty People Away』とチケットのセットも受付中。こちらは10月末までの受付となります。
http://www.inpartmaint.com/shop/tamas-wells-ticket-plus-album-set/
来週にはおそらく試聴音源をアップできると思います。
Woodpigeon アコースティック・セッション
フランスのウェブジンLe Cargoのアコースティック・セッション・シリーズにウッドピジョンが登場。いわゆる「take away show」の亜流ですが、今回、マーク+2人で3曲披露してます。
Woodpigeon – Morningside
Woodpigeon – I live a lot of places
Woodpigeon – … and as the ship went down
Tamas Wellsニュー・アルバム『Thirty People Away』&来日ツアー詳細!
ようやくアナウンスできることをうれしく思います。
タマス・ウェルズのニュー・アルバム『Thirty People Away』とそれをひっさげての再来日ツアーの詳細です。
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ニュー・アルバム『Thirty People Away』
まずはニュー・アルバム。まだマスタリングが済んでいないのと、アートワークができていないため、完全なインフォメーションとはいきませんが、liricoウェブサイトにアップしました。試聴やジャケ写は届き次第、アップしますね。
Tamas Wells『Thirty People Away』詳細
1stと2ndのいいところどり、と以前報告していましたが、実際はレコーディングには過去最大のメンバーが参加し、より豊潤なアンサンブルとなっていることはまず書いておきたい。「スペシャル・ワン」なタマスの歌声ばかりが取りざたされがちかもしれませんが、今回のアンサンブルはなによりバンドとしての成長を感じさせるものです。
特に随所にピアノが使われ、ストリングスも効果的です。意外にもバンジョーが使用されていないことは、ミャンマーに捧げた前作『Two Years in April』を特別なものとする意図があるのかもしれませんね。それはまた彼に訊いてみたいと思います。
アルバムは11/11発売。ウェブ特典をなにか考えています。あとで書きますが、ツアーのチケットとアルバムのセット販売も行いますよ。
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Tamas Wells Japan Tour 2010
今回はキム・ビールズをサポートに迎えたデュオ編成でのライヴになる予定です。京都のレコード・ショップART ROCK NO.1が主催する京都公演ではニューヨークの女性シンガー・ソングライター、シャロン・ヴァン・エッテンも出演します。
東京公演はいずれも比較的小規模の会場のため、より親密な雰囲気のライヴになりそうです。これはタマスとツアーの話をしたときの、最初のリクエストでした。大きなハコじゃなく、親密な雰囲気でライヴをしたい、と。演奏の合間にいろいろ話がしたいそうです。彼らしいですね(笑)
また、TaguchiとFly soundに音響をお願いしました。彼らがPAをおこなった4月の12kのショーケースや、The Boatsのライヴなどが大好評でしたので、期待大です。
早稲田のスコットホールは大正時代の洋風建築で、明日館の講堂を一回り小さくしたようなすてきな礼拝堂です。昨年、ジョアンナ・ニューサムもこちらでライヴしてましたね。永福町のsonoriumのほうはモダンな建物の本格的な室内楽専用ホール。当日はクリスマス仕様のデコレーションがみなさんをお招きする予定です。
ぼくらも少しでもすばらしい夜にするためにがんばりますので、みなさん、生涯ベスト・ライヴのポジションを空けて備えてください!時期的にもちょっと早いクリスマス・プレゼントとならんことを。
というわけで、以下、長くなりますがツアーの詳細です。
12/03(金)
■会場:東京・早稲田奉仕園スコットホール
■時間:open 18:30 / start 19:00
■料金;4,000円
■出演:Tamas Wells
■PA: 福岡功訓(Fly sound)
■メール予約受付:Lirico(※10/1受付開始)
e-mail: ticket@inpartmaint.com
(公演日/お名前/連絡先/人数をメールください)
■チケット+ニュー・アルバム『Thirty People Away』のお得なセットを
p*dis online shopにて販売!詳細はこちら。
※150名様限定
定員数に達し次第予約を閉め切らせていただきます。
また当日の入場を制限させていただく場合もございますのでご了承くださいませ。
■主催:Lirico / インパートメント
■協力:Taguchi / Fly sound
12/04(土)
【ART ROCK NO.1 presents “SPECIAL ART VOL.12″
Tamas Wells Japan Tour 2010 + Sharon Van Etten Japan Tour 2010】
■会場:京都・ UrBANGUILD
■時間:open 18:30 / start 19:30
■料金;前売 3,000円 / 当日3,500円 (drink別)
■出演:Tamas Wells / Sharon Van Etten
■前売りチケット(※10/1販売開始)
ART ROCK NO.1
■メール予約(※10/1受付開始)
ART ROCK NO.1 (e-mail: shop@artrock-1.com)
UrBANGUILD (e-mail: urbanguild@w7.dion.ne.jp)
(お名前/連絡先/人数をメールください)
※定員数は設けておりませんが前売り予約状況によって、
当日の入場を制限させていただく場合もございます。
■お問い合わせ
ART ROCK NO.1
UrBANGUILD
■主催:ART ROCK NO.1
12/05(日)
■会場:東京・永福町 sonorium
■時間:open 19:00 / start 19:30
■料金;4,000円
■出演:Tamas Wells
■PA: 福岡功訓(Fly sound)
■メール予約受付:Lirico(※10/1受付開始)
e-mail: ticket@inpartmaint.com
(公演日/お名前/連絡先/人数をメールください)
■チケット+ニュー・アルバム『Thirty People Away』のお得なセットを
p*dis online shopにて販売!詳細はこちら。
※80名様限定
定員数に達し次第予約を閉め切らせていただきます。
また当日の入場を制限させていただく場合もございますのでご了承くださいませ。
■主催:Lirico / インパートメント
■協力:Taguchi / Fly sound
◆Total Information: Lirico
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チケットの予約とCD+チケットのセット販売
チケットの予約は10/1の0:00より受付開始いたします。すぐになくなることはないでしょうが、定員制なので、お早めの予約、購入をおすすめいたします。
また、東京公演のチケットとニュー・アルバム『Thirty People Away』のお得なセットもp*dis online shopにて販売します。両方買うと300円安くなりますよ。こちらも10/1の0:00より予約開始です。
詳しくは・・・
p*dis online shop:
Tamas Wells 東京公演チケット+ニュー・アルバム『Thirty People Away』セット
ツアーに関して質問がある方は、[lirico@inpartmaint.com]までお問い合わせください。
The Third Eye Foundation – The Dark 〜墓のなかからもどってきました〜
この10年、リミックスなどではたびたび名前を見かけていたものの、もっぱら本名名義で活動していたMatt Elliottがついに「The Third Eye Foundation」の封印を解き、4th『Little Lost Soul』以来、10年ぶりとなるニュー・アルバム、その名も『The Dark』をリリースします。
暗黒のアトモスフィア、頭をもたげる複雑なビートと重たいベースによるウォール・オブ・サウンド。TEFの音楽的エレメンツがすべて表現された本作は、まぎれもなく『Little Lost Soul』の続編です。自らを葬り、レクイエムとして鳴らされた前作から10年、墓から出てきたTEFの帰還に涙せずにはいられません。
5編の組曲に分けられたトータル43分のオペラ。鼓動するドラムンベース・ビート(時にはダブステップ調のビートも)やスリリングなノイズと、恐怖的なクラシカル・オーケストレーションの激しい応酬の果てに訪れる、つかの間の幸福に満ちたサウンドスケープ。全編を通してメロディーを担っているとも言える、コラールや声のサンプリングが、叫び、ささやき、すすり泣く、容赦のない感情の結露が激しく心を揺さぶる。その啓示的な展開はTEFならではでしょう。
痛み、悲しみ、苦しみ、そして、怒り。本名名義で絶望を歌いつづけた彼が再び世界に対しての怒りを表明した『The Dark』は、罪と後悔にさいなまれながら終わりなき戦いを続けないといけないことを表しているようです。ただ、希望をほのめかしたあとに、地獄の底に突き落とそうとしているようなラストの展開がどういうことなのか、もうすこし考えてみないといけませんね。
アルバムにはいずれもマルチ・インストゥルメンタリストであるChepelier FouことLouis Warynskiと、Manyfingersこと盟友Chris Coleが参加しています。アートワークはおなじみのUncle Vania(この前ご紹介したものから上記のカバーに変わったみたいです)によるもの。
最後に、『I Poo Poo on Your Juju』のブックレットにひっそり書かれていた言葉をいま一度書き留めておきます。
“Farewell,my pleasures past, Welcome,my present pain !”
孤独な魂よ、痛みとともに生きつづけましょう。
ida071 / Ici D’ailleurs
2010.11.8 release
Track listing
1. Anhedonia 11:12
2. Standard Deviation 10:20
3. Pareidolia 7:29
4. Closure 9:52
5. If You Treat Us All Like Terorists, We Will Become Terorists 4:10
Dakota Suite – Vallisa 〜闇が終わったとき〜
間もなくGlitterhouseからリリースされるDakota Suiteのニュー・アルバム『Vallisa』は、2009年11月20日にイタリアのバーリで行われたライヴをレコーディングしたもの。Chris Hoosonがヒーローだと公言するアメリカ人チェリストDavid Darlingと、パリのピアニストQuentin Sirjacqとのピアノx2+チェロという編成でのライヴです(Chrisは曲によってギターも弾いています)。
彼にとって生涯最高のライヴであり、「人生を変えた夜」と言うほどのライヴの記録。基本的にライヴ盤なんて、実際にそのライヴを観た人にとってのお土産とか贈り物みたいなものだとぼくは思っています。実際、ぼくもスコット・マシューやタマス・ウェルズなんかのライヴ音源をよく聴き返してはいろいろ思い出していますが、それはあのすてきな記憶を大切にするために聴いているだけです。YouTubeで観るライヴ映像も、実際に観てもいないライヴ盤も、それがじぶんのなかで大きな存在になることはないと思っていました。でも、この作品は少しちがう。それを説明するのは簡単ですけど、Chris Hoosonが書いたすばらしすぎるセルフ・ライナーノーツを読めばもっと簡単にわかるでしょう。文章のほとんどをDavid Darlingへの賛辞に費やされていますが、要するに闇のなかにいた彼が自身を救ったチェリストとともにライヴをすることになった経緯が綴られています。
長いけど、少し引用しましょうか。
ぼくが人生でもっとも暗く、もっとも自己破壊的な時期を進んでいた2008年のこと、デヴィッドの音楽はほとんどぼくの毎日にとって厳粛な賛美歌集となっていた。ほとんど、ぼくが取り込んでいた闇の感覚に対する日々の瞑想のようでもあった。最後のレコード『Waiting for the Dawn to Crawl Through and Take Away Your Life』(2007年作)を作った経験がぼくの感情的健康を完全に痛めつけたから、1年以上ものあいだ、楽器を弾くことすらしなかった。
ぼくは痛みを消し去るためだけにピアノを弾き始めた。もしそうしなければ、ほとんど死んでしまったようであることを知っていたから。ピアノを弾くとき、ぼくはデヴィッドのチェロがぼくの頭のなかでセレナードを歌っていることを想像していた。だから、自分がどこにいるかに気づき、闇が去ったことに気づくのをやめたとき、ぼくはジョアンナ(妻)のためにレコードを作りたいと感じ、彼女に告げた。闇の時代は終わったよ、またきみがぼくを救ってくれたんだ、きみから離れていた一歩ずつが、小さな死を示していた、と。きっと返事は来ないだろうと考えながら、ぼくはデヴィッドにメールを送った。彼にこのプロジェクトの終わりを伝えるために、もし、彼がその曲を気に入らないのなら、他の人にストリングスを弾いてもらうことはしないで、もう二度と聴かないと。ぼくはぼく自身のなかから引っ張り出したこの曲を完成させるために手伝ってくれないかと頼んだんだ。デヴィッドは「イエス」と言った。いまでは彼にプレッシャーを与えたんじゃないかと思って後悔している。
(中略)
そして、2009年の11月20日の夜、ぼくはデヴィッドに初めて会った。それは誰かすでに知っている人に会うかのようだった。カンタン・シルジャクに、友人のシルヴァン・ショーヴォーが参加するはずだったトリオで演奏してもらうように頼んだ。でもシルヴァンは土壇場になって来れなくなり、だからカンタン(いまでは親友である)は準備に48時間しかなかったんだ!
ぼくがみんなに伝えられるのは、このレコードであなたがあなた自身で聴いたことだけだ。もっとも感動的で、スピリチュアルで、心に栄養を与え、ぼくの人生を変えた夜。バーリのヴァッリサ礼拝堂でふたりの男とともに起きた出来事は、これを聴くたびにぼくの核へとぼくを動かすだろう。
『Waiting for the Dawn to Crawl Through and Take Away Your Life』のなかでも一番の名曲「Because Our Lie Breathes Differently」のメロディーにDavid Darlingのチェロの力を借りて、『The End of Trying』で美しすぎるインスト曲に仕上げた「Hands Swollen with Grace」。このライヴ・ヴァージョンの感動は言葉では表せないほどで、原曲を越えたと感じるライヴ・ヴァージョンはおそらく後にも先にもこれ以外ないとすら感じました(下記のp*dis online shopのリンクで試聴できます)。録音のクオリティー自体はたいしたことないですが、ここに録音されてるのはただの音楽だけじゃなくて、闇を乗り越えた男の感情の塊なのです。それ相応の覚悟じゃなければ聴けないから、ぼくはこれで最後にします。
タイミングよく、こちらでDakota Suiteの来日もアナウンスされました。
december 4th osaka
december 5th matsumoto
december 7th tokyo
december 8th nagoya
december 9th wakayama
というかんじで12月上旬のようです。タイミング悪く、タマス・ウェルズの来日と被っていますが。関西のひとはタマスかDakota Suiteか究極の選択を迫られるわけですね。なんというか、お気の毒に、としか言えません(苦笑)
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