Archive for 2月, 2009
369とかZucchini Driveの新曲とか
「キャンプファイヤ」が話題の369がcommmonsのサイト内のmusic BATONというコーナーでズッキーニ・ドライヴの『Being Kurtwood』を選んでくれています。この方のことはよく存じ上げていませんでしたが、知り合いにすごく似ているので親近感があります。「聴けば聴くほど味が出る。」という彼のコメントは同感です。実際、ぼくもリリースした当初よりもいまのほうがずっと好きです。改めて聴くといいアルバムですね。こういう機会でhueのものが取り上げられることもそれほどないので、素直にうれしいです。
そのズッキーニ・ドライヴですが、いつの間にやらmyspaceに新曲がアップされていますね。「villeneuve」でもコラボしていたElissa Pをフィーチャーしたダウンビートの曲。たぶんKaeofluxプロデュースかな。アルバムは現在制作中の模様です。
The Chicharones is back!
アナウンスが遅くなりましたが、Josh Martinez & Sleep = The ChicharonesのニューEP『Swine Country EP』(豚の国!)が3/3にリリースされます!『When Pigs Fly』以来、実に3年半ぶりです。ジョシュの『World Famous Sex Buffet』の“アンダーグラウンド・ポップ”路線を引き継いだカテゴライズ不可能な超強力なサウンドに圧倒されます。「genre-blending hip hop musical」と称されるニューアルバム『Sow Side Story』は夏にリリース予定の模様。スリープもソロアルバムをSage FrancisのStrange Famous Fruitsから秋にリリース予定のようです。
ぼくは三十年近くのこれまでの人生のなかで調子に乗ったことが一秒たりともないので、こういう調子乗りはほんとうに羨ましいです(笑)しかし、ジョシュ&スリープのチチャ・コンビは最強ですね。
試聴はThe Chicharonesのmyspaceから。
ついでに、ジョシュ・マルティネスの新しいヴィデオが到着しました。
Josh Martinez – Going Back To Hali feat. Classified & Skrach Bastid
この曲はLL Cool Jの「Going Back To Cali」をサンプリングしているのですが、ヴィデオもいろいろパクってます。下のオリジナルと比べるとより楽しめると思います。それにしてもジョシュはいつもちゃんとヴィデオを作ってて感心してしまいます。
LL Cool J – Going Back To Cali
Woodpigeon入荷しました!
ウッドピジョンのニューアルバム『Treasury Library Canada c/w Houndstooth Europa』のカナダ盤を昨日入荷しました。カナダ盤はボーナスディスクつきの2枚組で、しかも1枚分のおトクなプライスです。
Woodpigeon『Treasury Library Canada c/w Houndstooth Europa』詳細はこちら
オーストラリアの山火事とタマスからのメール
今月の始めから起きたオーストラリアのビクトリア州で大規模な森林火災により現在までに200名もの方々がなくなったという悲惨なニュースのことはみなさんもご存知だと思います。火災の一部は放火によるものだというのは本当にひどい話です。ビクトリア州はタマス・ウェルズの実家のあるところでもあり、彼の両親のことを思わず考えてしまいましたが、家は海側にあり火災の起きている場所からはかなり離れているため、タマスの両親も友人もみんなだいじょうぶだということを聞いて安心しました。おそらくタマスと知り合わなければ、このニュースについてここまで気にすることもなかったんだろうな、と考えると不思議なものです。亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
この件に関してタマスから「もしかしたらぼくが悪い運をビクトリアやミャンマーに持ち来んだんじゃないかって思うんだ」というようないかにも本気で悩んでいるようにとれるメールが届いたので、ぼくは真剣に「バカなことを言うな、じゃあ、もし日本で大地震が起きたら、そのときはきみが2回訪れたせいで悪い運を持ち込んだからだとでも言うの?」というようなかんじで返信しました。どうやらそれは冗談だったようで、ちょっと安心しましたが、確かに彼の周りであまりにも多くのことが起きるため、ぼくもいろいろと書いたものの、冗談でもそういうことは言うべきではないなと本気で反省しています・・・。
ぼくの必死のはげましに驚いたのか、「自分が破滅的な影響力(disastrous impact)なんて持ってるなんて本気で思ってるわけないよ!」と否定するさまがなんだかおかしかったので、「もしきみが破滅的な影響力を持ってるなら、きみの音楽を毎日聞いているぼくには一生彼女なんてできないしね!」というジョークで返しました。いまやふたりのあいだのお決まりのネタです。タマスがほんとうはどう思っているかは果たしてわからないけど、時としてジョークは救いになりうるのです。
改めて、今回亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
Parachutes live in living room
このブログでParachutesのことを書くのは初かもしれませんね。Sigur RosのUSツアーのフロントアクトを務めたことで注目を集め、いまもっともアルバムが待たれるアイスランドのバンドです。中心人物のアレックス・サマーズがSigur Rosのヨンシーのパートナーというのはファンのあいだでは有名な話のようですね。アレックスとヨンシーはRiceboy Sleepsというアートユニットを組んでいます。また、彼はKira Kiraのバンドメンバーでもあり、昨年の来日のときにも付いてきてて、ぼくはそのときに会って少しお話ししました。
まだアルバム・デビュー前なのでそれほど露出もなく、わりと謎めいたバンドですが、Youtubeを探せばいろいろと出てきます。そのなかで、かの有名なフェスIceland Airwavesのポッドキャストのために撮られたParachutesのヴィデオがあったので紹介します。アレックスのリビングルームでの演奏のようです。この人たちがこんなに顔出ししているのを初めて見ました。p*disで流通した限定ツアーEP『Tree Roots』にも未収録の曲も聴けるので貴重です。
“Of Sleep”
“Tree Roots Turn To Forts”
“All Along”
ちなみに一番上のヴィデオで自己紹介しているのがアレックスくん。まだ24歳と若く、とてもキュートな男の子です。演奏もとてもいい雰囲気なんですが、インテリアとか小物とか含めてアレックスの部屋の素敵さがうらやましすぎる。ちなみにいまだ門外不出のタマス・ウェルズ・トリオの我が家のリビングルームでのライヴ映像をぼくは隠し持っているのですが、これを観てしまったあとでは恥ずかしくて公開できません!(笑)
それにしてもヴォーカルのスコットの緊張っぷりが笑えます。彼は自分のヴォーカルに自信がないみたいなことをアレックスが言っていたのを思い出しました。ぼくはバンド未経験者なのですが、みんなほんとうに楽しそうに演奏しているのを見て、なんだか自分がひどく損をしているんじゃないかという気がしました。バンドやってればよかった・・・。
ちなみに日本で会って以来、アレックスとはメル友なのですが、気になるアルバム・リリースは「わからない」とのこと(苦笑)。作ってはいるみたいだけど、「今年かもしれないし、5年後かもしれない」というかんじです。「日本のみんなが楽しみに待ってるよ」と煽ってるんですけどね。気長に待ちましょう。
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