hue and cry

Archive for 11月, 2008

Woodpigeon 近況報告

うっかり報告を怠っていましたが、何気にliricoファミリーのなかでも一番アクティヴなのはウッドピジョンだったりします。アルバム『Songbook』はUKでもライセンス・リリースされて、ツアーも頻繁に行っており、彼らの知名度はかの地でも上がっていっている模様。本国カナダでもあのIron & Wineのフロントアクトを務めたりと順調に育っていっています。

ツアー会場限定1000枚でこっそりリリースした『Treasury Library Canada』というアルバムを日本にも少し輸入しようとしていたのですが、なんとわずか2ヶ月ほどで完売してしまったそうです。で、彼らのUKでの所属レーベルThe End of the Road Recordsから来年頭に再発する予定とのこと。ツアー限定アルバムという扱いだったのですが、その再発の際に若干作り直してプロパーな2ndアルバムとしてリリースするみたいです。いまのところ国内盤のリリース予定はないですが、UK盤を日本に輸入する予定なので楽しみにお待ちください。

そのアルバムに収録の「knock knock」は、彼らのmyspaceで聴けます。そこに貼ってあったのですが、1st収録の壮大なインスト曲「A Slight Return Home」がニナ・リッチの2009 S/Sのコレクションで使われたみらいですね。へぇー、ってかんじです。スフィアンなみに売れてもいいバンドだと思うんだけどなぁ。

Woodpigeon ‘A Slight Return Home’ at the Nina Ricci Spring / Summer 2009 Paris runway show

Nomad ニューアルバム Now on sale!

ノマドのニューアルバム『Cats and Babies』がついに昨日発売されました!
ファンタジーとアイロニーとメランコリーがないまぜになったノマド・ワールドを
ぜひ確認してみてください~。

http://www.inpartmaint.com/hue/hue_title/HUIP-1042.html

音は最高なんだけど

Doveman – Castles

かわいいけど、洋服のセンスが悪い女の子、とかそういうのはよくある話。同様に、音が良くてリリース候補にはあがりつつも、名前のセンスが悪いだとか、ジャケットがださすぎるという理由で落とされるアーティストが結構たくさんいるのです。ぼくはとても寛容なのである程度は我慢できるのだけど、このバンドは名前もジャケもどうしようもないほどひどすぎたのです。Doveman。ニューヨークのバンドです。「ダヴマン」…「ハト男」って…!フィッシュマンズみたいなものか…?

これまでに2枚のアルバムをリリースしていて、このヴィデオは2ndアルバム『With My Left Hand I Raise the Dead』収録曲です。最近、彼らは映画『フットルース』のサントラのカバーアルバムをリリースしたのですが、それを選択するセンスのなさは見事としか言いようがありません。内容は本当に素晴らしいんですけどね。

さて、この2ndも隠れた名盤で昨年よく聴いたものです。曲のあいまに必ずインタールードが挟まれ、正直、それは必要ないんじゃないかと思いましたが…。このヴィデオはただ階段をのぼる男をスローモーションでとらえただけのシンプルなものなんですが、とてもかっこいいのです。Fastboyという人が作ったDovemanの一連のヴィデオはそのほとんどが同様にスローモーションが使用されていて、どれも素晴らしいです。コレとかも大好き。とにかく、昔のclienteleとかdakota suite好きとしては、Dovemanはこれからも注目していきたいですね。Nico MuhlyやAntonyなどともつながっているようなので、そのうちもっと有名になる気がしますが。

2ndはamazonで買えます。興味があればぜひ。

”絶望先生” マット・エリオット

Matt Elliott – I Name This Ship The Tragedy, Bless Her & All Who Sail With Her

意外にもMatt Elliottの記事に反応が寄せられていたので、調子に乗ってまた書きます。まあ、検索したときにこのブログが上のほうに出てくるからでしょうけど。hueやliricoのことを書くより反応があるのは微妙なんですけどね(苦笑)

タイトルはぼくの兄がマット様に畏敬の念を込めて考えた彼のニックネーム(少年マガジン連載中の某マンガより)ですが、ポップでキャッチーなので、マット・エリオット普及のためにせっかくなので使わせてもらいます(笑)

さて、今回ご紹介するヴィデオはマット先生のニューアルバム『Howling Songs』に収録の「I Name This Ship The Tragedy, Bless Her & All Who Sail With Her」の弾き語り映像です。やる気のないかんじがCDよりも絶望度低めな分、まだ比較的普通に聴けます。「we’ll sail on again, it’s ours」というリフレインはCDではつらすぎて正気でいられませんから。

アルバム『Howling Songs』は彼のオフィシャルサイトで全曲試聴できるようになってます。

Nomad CD入荷

スコット・マシュー・ネタが続いていたので、違う話を。
今日、ノマドのニューアルバムを入荷しました!今回デジパックなんですが、実にいいかんじに仕上がっていますよ。データ画像よりも若干色味が明るくなっていますが、ノマドの温かさがかえって表現できてるんじゃないかと。早くみなさんの手元に行き渡ってほしいものです。ライナーだけじゃなく、歌詞と対訳も付いてます。ステッカーに「ライナーノーツ付き」って入れるの忘れたことにさっき気づいたんですが(苦笑)、ちゃんと付いてますよ。

ウェブ特典CD-Rは先日のジャパンツアーのライヴ音源にしました。
ぜひぜひ、よろしくお願いします!発売は11/20、来週の木曜です。


http://www.inpartmaint.com/hue/hue_title/HUIP-1042.html

You are currently browsing the hue and cry blog archives for 11月, 2008.