hue and cry

Archive for 9月, 2008

Scott Matthew remix by ERIC D. CLARK

いよいよアルバムが今週金曜に発売するスコット・マシュー。というか、明日にはもう店頭に並ぶはずですね。iTunesでは一足先に購入できるようになっていますが、同時にEric D. Clarkによるリミックス集がiTunes限定で先日リリースされたばかりです。

こちらで購入できます:
http://phobos.apple.com/WebObjects/MZStore.woa/wa/viewAlbum?id=289191906&s=143462

Eric D. Clarkというと元Whirlpool Productionsのプロデューサー。TLCやらマライア・キャリーやらのリミックスを行っている大物なのに、なぜスコット・マシューと絡みがあるのかというと、スコットのライヴのDVDをマネージャーに見せられて、彼の歌に魅せられたから、とのことです。内容は「Prescription」のリミックスが5種。正直、スコットの歌声はキャラが濃すぎるのでこういったダンスビートのネタには合わない気がしますが、とりあえず、彼のマイスペで1曲フルで聴けるので、もし気に入ったらダウンロードしてみるといいと思います。

まあ、それよりもまずはアルバムですよ!ぜひ聴いてみてください!!

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1505.html

Noah23 『Rock Paper Scissors』

ここのところどちらかというとliricoネタに寄っていたので、たまにはhueサイドのネタを。

Noah23のニューアルバム『Rock Paper Scissors』がplague languageより今月リリースされます。コラボ・ユニットでのCD-Rリリースとかは結構頻繁におこなわれていましたが、ソロでのプロパーなアルバムは2004年の『Jupiter Sajitarius』以来、なんと4年ぶり!

「ノア23ベストヒット」みたいなアルバムを目指したというだけあって、23曲70分たっぷり収録された、ヒップホップを基本にロック、エレクトロ、ジャズまで振り切れた節操ないプロダクションが詰まった楽しい内容になっています。もちろん往年のplague languageっぽいトラックもあり、懐かしいかんじもします。

参加しているアーティストも豪華。Josh MartinezやFactorのhueファミリーからCeschiやBleubird、Epicといったhueフレンズ。そしてSole、K-the-I?、Demune、Cadence Wepon、Staple Mouthなどが多数参加しています。

特にJosh Martinezの客演が最高です。ラップではなく“鼻歌”で参加しているのですが、2006年の来日でその美声鼻歌を間近で体験した者としてはちょっと泣けました。『Sex Buffet』にこの曲が入っていればいいのにとも思いました。Ceschiをフィーチャーした曲は彼のマイスペで聴けますが、こちらもなかなかに素晴らしい出来ですよ。

アングラ・ヒップホップが壊滅的な2008年なので、残念ながらこの作品が日の目を見ることはないでしょう。2年前なら大ヒットしていたかもしれませんが…。海の向こうの彼らにはそんなの関係ありませんし、こうして本当に素晴らしい作品を届けてくれただけでぼくは嬉しいです。レーベルもレコードショップもどんどんなくなっていきます。ぼくらが死んでも、有能なアーティストは生き延びてほしい。いや、生き延びてください。

日本入荷は9月下旬ごろの予定です。

http://www.inpartmaint.com/pdis/title/le169.html

本日のタマス情報

タマス・ウェルズの記事が毎日新聞に掲載されたことは先日お伝えしましたが、毎日新聞の担当者さんから連絡があり、その記事に感銘を受けた読者からタマスにぜひ手紙を送りたいという連絡があったそうです。なんという素敵な話。

さすがビッグメディアの影響力はちがうなぁ、と感心するとともに、こうして”伝わった”ことを実感できるのはいつもうれしいことです。

最近ではビート・クルセイダースのヒダカトオル氏が自身のブログで『Two Years In April』を購入した旨を書いてくれたりもしましたし、本当にありがたいことです。

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