hue and cry

Tamas Wells来日公演開催延期のお知らせ

9/29と9/30に開催を予定しておりましたタマス・ウェルズの来日公演『Lirico 5th anniversary 「白鳥の歌なんか聞こえない」』ですが、アーティストの都合のより、誠に申し訳ございませんが開催を延期させていただくこととなりました。

タマス・ウェルズが在住しているミャンマーのビザに関して予期せぬ問題が起こり、ちょうどアジアツアーが行われる予定だった期間、ミャンマーを離れることができなくなったことが原因です。なので、タマス・ウェルズ自身というよりは、国の事情によるものですので、誠に申し訳ございませんが、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

タマスからのメールには「楽しみにしてくれていたファンのみなさんにはとても申し訳なく思っています」とありました。代替の日程はこれから改めて調整していきます。できれば年内に実現できればと考えていますので、決定次第、改めてお知らせいたします。

よろしくお願いいたします。

Lirico 大崎晋作

Tamas Wellsニュー・ミュージック・ヴィデオ「Thirty People Away」feat. ドニ・ラヴァン!

9月にアジア・ツアーを控えるタマス・ウェルズの新しいミュージック・ヴィデオが届きました。アルバム『Thirty People Away』のタイトル・トラックで、監督はタマスのドキュメンタリー映画『the houses there wear verandahs out of shyness』を撮ったファブリツィオ・ポルペッティーニ。

なんといっても注目は出演している俳優ふたり。ひとりはレオス・カラックスの映画『ポンヌフの恋人』『汚れた血』『ボーイ・ミーツ・ガール』という「アレックス三部作」などでおなじみのフランス人俳優ドニ・ラヴァン。もうひとりはオーストリア人映画監督ミヒャエル・ハネケによる2009年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品『白いリボン』で見出された注目の18歳のフランス人女優ロクサーヌ・デュラン。まさかタマス・ウェルズのヴィデオに映画俳優が出演するとは思ってみなかったので驚きです。

ヤンゴンで実際に起きた爆撃事件をモチーフにしたタマス・ウェルズのリリックからインスピレーションを得たポルペッティーニが選んだテーマは「パニック(Panic)」。パニックの語源となったギリシア神話のパーンの化身とも言える男をドニ・ラヴァンが演じ、彼に魅入られパニックになるジョギング中の少女をロクサーヌ・デュランが演じています。

パリの郊外で撮影した美しい映像はとても魅力的ですが、ドニ・ラヴァンの演技は随所に「アレックス」を感じさせ、どこかレオス・カラックスへのオマージュとも言えなくもない作品になっていると思います。

なお、今回のヴィデオの発表とともに、タマス・ウェルズはフランスの新レーベルArtisans du disqueと契約。アルバム『Thirty People Away』がフランスでもリリースされます。ヨーロッパ進出の第一歩です。うまくいくことを願っています。あとはアメリカ・・・ほんとアメリカ人はなにやってるんでしょう。

今回のヴィデオでタマス・ウェルズを知らなかった映画ファンにも彼の音楽を聴いてもらえるようになれば理想ですね。

【速報】Lirico signs to Radical Face

Radical Face “The Roots” will be released in Japan next Autumn via Lirico!

details to follow soon…

このたびLiricoはRadical Faceと契約しました。4年ぶりとなる2ndアルバム『The Roots』を10月上旬にリリースします。
前作『Ghost』がリリースされる前からずっと追いかけていたので、こうしてリリースできることがうれしくてたまりません。

「家族」をテーマにした三部作の1枚目。天才Ben Cooperが納得のいくまで作り込んだだけあって、悪いわけなんてありません!

詳細は後日!Radical Faceに関する別のビッグニュースも来週くらいにお届けできると思います。

とりあえず、昨年リリースのEP収録の「Doorways」のミュージック・ヴィデオを貼っておきます。親戚のこどもたちをキャスティングして彼自身が撮った作品です。


Radical Face – Doorways

egil olsenニュー・アルバム『keep movin – keep dreamin』

ノルウェーのエギル・オルセンの3rdアルバム『keep movin – keep dreamin』がリリースされました。予定よりもずいぶん時間がかかってしまいましたが、本日無事に入荷しました。

愛をテーマにした2009年の前作『nothing like the love i have for you』で音楽的にも大きな進歩をみせましたが、1年半ぶりの本作は「夢と現実」をテーマに、Esther BuchmannMorten Myklebustなどノルウェーのミュージシャンが多数参加し、ギター、バンジョー、マンドリン、ヴァイオリン、チェロ、ピアノなどさまざまな楽器を用いて作られた、定評のあるぬくもりたっぷりのエギル・オルセン・サウンドの完成形とも言える作品。

オープニング・トラックの「keep movin」などまさにそうですが、親近感を感じさせるエギルの歌声を際立たせる楽曲のアレンジが秀逸で、彼のホームスタジオでほとんどすべて録音しているオーガニックな音作りはとても独特なものだと思います。「in the middle of norway」でみずから揶揄しているように、とても遠い国なのにどこかなつかしさのようなものを感じさせるというか。

egil olsen – keep movin – keep dreamin – keep movin (iknowwhatyoudidlastrecords) by pdis_inpartmaint

彼の書く英語詩はまるで中学生のときのじぶんが書いているかのようなとても平易。「keep movin」ではじまって、「keep dreamin」で締められるこの物語はなんとなく昔だれかに絵本を読んでもらっていたときと同じような気持ちを感じさせます。

p*dis online shop: egil olsen『keep movin – keep dreamin』

Howler (ex-Zucchini Drive) 1st EP『Mud EP』リリース!

ズッキーニ・ドライヴがHowlerに改名したことはこちらで先日お伝えしましたが、Howlerの1st EP『Mud EP』が今週Marathon of Dopeよりリリースされました!

先行で発表されたシングル「Colossal Show」を含む全7曲。ドラマーが入って、ポストロックっぽいプロダクションに進んでいくのかと思いきや、曲によってはチルウェイヴ的なサウンドからシンセウェイヴ的なサウンドまでいまっぽい雰囲気をまとっていてとても驚きました。が、スタイルにとらわれないのが彼らのよさなのです!

『Mud EP』は以下でフリーダウンロードできるので、ぜひチェックしてみてください!!

Marathon of Dope: Howler – Mud EP (MOD020)

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