Archive for 9月 16th, 2011
Dakota Suiteニュー・アルバム『The Side of Her Inexhaustable Heart』〜強すぎる気持ち・強すぎる愛〜

Dakota Suiteのことし3作目となる最新アルバム『The Side of Her Inexhaustable Heart』がGlitterhouseから11月にリリース。当初アナウンスされていた、ヴォーカル・アルバム『You Can Leave But You’ll Never Make It Home Again』ではなく、クリス・フーソン、デヴィッド・バクストンと、パリのピアニスト、カンタン・シルジャクとのコラボレーション作品『The Side of Her Inexhaustable Heart』が先にリリースされることになりました。
クリスの妻のジョアンナに捧げられているのはいつものことですが、どうやらいつも以上に彼女への強すぎる感情に溢れた作品のようです。さらにパート1〜4に別れた組曲「Yes We Will Suffer」は東日本大震災の際に日本を襲った津波に対するレスポンスとして書かれており、レクイエムの感じは強くなっています。まあ、レクイエムでないDakota Suiteの作品なんてないと言えるかもしれませんが、
ヴォーカルも入っていますが、ほとんどがインストで、個人的には『The End of Trying』や『The North Green Down』というインスト作品やライヴ盤『Vallisa』の静かな雰囲気を踏襲した、Dakota Suiteのなかでも異色のヴォーカル作品だと思いました。
例によってこの作品に寄せたクリス・フーソンのコメントがすべてを表しています。日本語に訳してみたのでよければ読んでみてください。なんというか、ジョアンナさんへの気持ちが強すぎて読むのも訳すのもしんどかったです(苦笑)世の妻帯者のみなさまはどう思うのでしょうか・・・
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