hue and cry

Archive for the ‘Lirico’ Category

Woodpigeon ニュー・アルバム完成

woodpigeon

ウッドピジョンの3rdアルバムがつい先日完成した模様。

myspaceのブログによるとアルバム・タイトルは『Die Stadt Muzikanten』。なぜにドイツ語?と思いきや、「muzikanten」はオランダ語のようです。マックのウィジェットの翻訳機によると、訳すと「Those City Bandmen」。どちらかというと彼らはバンドっていうより「音楽団」って言った方が雰囲気があってる気がしますね。

リリースはカナダのBoompaより来年の1月になるようです。彼らのmyspaceでアルバムのなかから1曲「..And as the Ship Went Down, You’d Never Looked Finer」のライヴ・ヴァージョンが聴けるので、ぜひチェックしてみてください。

数年前にもらっていたデモ音源のうちの何曲かが本作には収録されていますが、こうして完成されたヴァージョンを聴いていると、よくぞここまで成長してくれたと感無量です。個人的にはたぶんカナダのラジオ局のウェブだけで公開されていた超絶名曲「Redbeard」が収録されているのがうれしい。

持ち前のオーケストラル・サウンドはよりダイナミズムを増していて、マーク・ハミルトンの書く最強のメロディーはますますセンチメンタルに。まさにウッドピジョンの集大成的な作品に仕上がっています。なるほど、そういう意味では「Those City Bandmen」っていうのは正しいのかもしれません。(そもそもカルガリーって都会なの?って思っちゃいましたが、人口88万人・・・わりと都会でした。失礼しました・笑)

Woodpigeon myspace
Woodpigeon official site

egil olsen ニュー・アルバムがひっそりとリリース

egil_nothing

ノルウェーの孤高のシンガー・ソングライター、エギル・オルセンの2ndアルバム『nothing like the love i have for you』が昨日ひっそりと本国でリリースされました。liricoからも国内盤をリリースしましたソロ・デビュー作『i am a singer/songwriter』からおよそ2年ぶりということになります。前作のタイトルもストレートでしたが、今回もストレートです。「きみへのぼくの愛におよぶものはない」だなんて。

photo_eo3_hi

「歌に救われ、シンガー・ソングライターとして覚醒した男の生き様を映したエバーグリーンなデビュー作」と前作を評しましたが、この2年間で彼は自分の立ち位置を一歩も変えていないようです。歌うことこそが存在理由であり、歌だけが救いである青年が作り上げた本作は、ナチュラルすぎて、ただ傑作と呼ぶのをためらってしまうほど、耳になじみます。

もともとそのメロディーからそのポテンシャルの高さを伺わせていましたが、大きな成長を感じさせます。特にアレンジ面でのレベルアップは特筆すべきでしょうか。ジャケットは相変わらず本人による自画像ですが、そこに描かれているように、ウーリッツァー・ピアノが多用されています。前作はほぼギター一本だったのに対して、より多くの楽器が用いられています。全体ではメインの楽器がギターであることは変わらないですが、アルバムのなかで重要な位置を占めている楽曲はすべてウーリッツァーが中心です。あとは生ドラムが入って、よりダイナミックな楽曲も収録されています。

myspaceで聴けるタイトル・トラックの美しさを前にして、ぼくが語るべきことはないでしょう。同じスペシャル・ボイスの持ち主であるタマス・ウェルズはファルセット・オンリーの歌唱法ですが、エギルはファルセットを使いわける歌唱法によって、人間臭さのなかにメランコリーを封じ込めているんだとぼくは思っています。ちなみにこの曲はオフィシャルでフリーダウンロードできます。

以下は、ストリングスとウーリッツァーによる慈しみ深い楽曲「dot」のPVです。


egil olsen – dot

さて、すでにお問い合わせいただいておりますが、申し訳ございません・・・本作はliricoからの国内盤のリリースの予定はございません。「察してください」とか「空気を読んでください」とか言ってごまかすのはいやなので、正直に申し上げると、不況のせいです。なんでも不況のせいにすればいいと思ってるだろう、と言われればぐうの音も出ませんが・・・。

とはいえ、エギル・オルセンをサポートしていくぼくらの姿勢に変わりはないです。いま、ノルウェー盤のディストリビューションを行う方向で調整中です。エギルがツアーに出ているのでなかなか話が進みませんが、おそらくは来月中には入荷できるんじゃないかと思います。CDじゃなくても構わないかたはすでにiTunesでダウンロードできるので、ぜひ聴いてみてください。

egil olsen myspace
egil olsen official site
iTunes : egil olsen / nothing like the love i have for you

Tamas Wells 今年二度目の中国ツアー

tamas_in_china

4月に初の中国ツアーを成功させたタマス・ウェルズ。北京でのライヴはなんと800人以上も動員したそうです。着実にアジアでの人気を確立していますね。今回はそのときに行けなかった中国南部の地方都市をツアーする模様。

10/1 重慶 Bayou Theatre
10/2 武漢 Vox Live House
10/3 長沙 Red Theatre
10/4 広州 Sapphire Arts Space

google mapでざっとチェックしましたが、正直、移動がものすごく大変なんじゃないかと心配しています。

もしこの時期、中国に行かれる方は訪れてみてはいかがですか?ぼくに連絡いただければチケットの手配ぐらいならお手伝いいたしますので。

タマスいわく、「次のツアーは雪が降るころの日本を見てみたい」とのこと・・・まさかね?

Scott Matthew インタビュー@FUDGE

magazine

またまたスコット・マシューのインタビュー情報です。現在発売中のFUDGE最新号(2009年9月号)にて、インタビュー記事が1ページ掲載されています!ぜひぜひ本屋さんでチェックしてみてください。

今回、3媒体で彼のインタビューが掲載されましたが、それぞれ違った内容でとても興味深かったです。スコット・マシューはとてもインタビューしがいのある人物だと思いますし、仕上がってきた記事を読んで、彼に興味を持ってくれる人がひとりでもたくさんいるといいなと思います。

Scott Matthew インタビュー @ CDJournal.com

cdjournal

ARTYARDにつづき、スコット・マシューのインタビューがCDJournal.comにアップされましたので、ぜひチェックしてみてください。こちらはメッセージ動画つきです。ちなみに撮影場所は自由学園明日館の講堂のバルコニー。「なんて言えばいいの〜?」と言ってた結果がこれです。

「悲しい歌を歌うのは、美しいものを作りたいから」というコピーがすてきですね。よくわかってらっしゃる。

CDJournal.com :
悲しい歌を歌うのは、美しいものを作りたいから。
菅野よう子の寵愛を受ける吟遊詩人、スコット・マシュー インタビュー

You are currently browsing the archives for the Lirico category.