hue and cry

AndrRomakデビュー・アルバムついにリリース!

andrromak

どれだけ待ったのか思い出せないぐらいですが、とにかく待たされました。カナダの若きMC Andrreと、フランスの若きビートメイカーRomaによるユニットAndrRomak。hueのコンピ『once a hue, always a hue』への参加でおなじみの彼らがついにデビュー・アルバムをリリース。といってもリリースされて一ヶ月くらいは経つでしょうか。レーベルはmilled pavement records

andrromak_cover

これが待った甲斐のある本当にすばらしい作品なんです。sosoやFactorを聴いて育った世代であるAndrreの感性の確かさと将来性はすでに証明済みでしたが、ぼくが数年前から寄せていた期待に応えるだけの成長をみせてくれています。

そして、Romaのビートメイカーとしての実力が際立っているのは、かつてソロ名義でmilled pavementのコンピに収録され、本作にも収録されているインスト曲「Love song for haters」のロマンティシズムを聴けば明らかだと思います(Romaのmyspaceで聴けます)。個人的にはRomaは同じフランスのZoenと並んで、「ポストFactor」最右翼のプロデューサーだと評価しています。

レコーディング面やミックスのクオリティーでは改善の余地はありますが、それでもこの周辺のインディー・ヒップホップでは久しぶりにエキサイトできたアルバムです。Nomadをフィーチャーした名曲「Life up there」ももちろん収録されています。

あと難点というか、このレーベルのタイトルはCDっぽく表記してるけど、実はCD-Rなんだよなぁ。それだけがちょっと不満。もしかしたらいまは違うのかもしれないですが、パッケージ版の購入を検討されている方はその点、確認した方がよさそうです。

それにしても…時代が違えば、hueからリリースしたんですけどねぇ…。

AndrRomak myspace:

http://www.myspace.com/andrromak

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