hue and cry

ノマディズム(遊牧生活)のおわりに

『Cats and Babies』ライナー用のインタビューの回答が届いたのだけど、我ながらとんでもなく素晴らしいインタビューになったと思う。それを読んだ後にアルバムを聴いたら、ぼくは涙なしでは聴けなかったぐらいです。公開の準備はまだまだ時間がかかると思うので、どうか楽しみに待っていてください。

インタビューでも触れているけど、リリックのなかで「home」という単語が頻出していて、それはアートワークにも現れています。自分だけの安住の地としての「home」を見つけるために、彼は大人になろうとする。けど、まだ大人にはなりたくない。そんな葛藤と成長を描いている作品なのです。あの少年性の塊のような男が、青春時代との訣別を決意したということ。彼と同い年の僕はいろいろな意味で共感せざるをえません。僕はこの作品を聴いて、あらためて「変わること」について考えました。変わらないでいるために。hueとliricoの理想は「変わらないこと」、あるいは「同じことをすること」、そしてそれを続けること。現実はそううまくはいかないものですが、このアルバムはそのことを思い出させてくれました。僕の「home」はここにあります。

発売まで約1ヶ月!

http://www.inpartmaint.com/hue/hue_title/HUIP-1042.html

Tags:

コメントする