hue and cry

Liricoニュー・リリース:Tamas Wells『On the Volatility of the Mind』

大変お待たせいたしました。タマス・ウェルズの5thアルバム『On the Volatility of the Mind』の詳細をお伝えしたいと思います。

*詳細はこちらをご覧ください:http://www.inpartmaint.com/site/7970/

ご覧の通り、アートワークも、『心の不安定さ』というタイトルもとてもダーク。一方でサウンド面では今回、アコースティック・ギターの使用を封印し、代わりにエレクトロニック・ギターとキーボード中心のプロダクションを行っていて、その新鮮さ、アートワークなどとのギャップに多くの方が最初は驚かれるかもしれませんね。

6年間のミャンマーでの生活を終え、メルボルンに戻り、“地理的な孤立”が解消されたことで、個人的には新作は友人たちとともに作り上げていくものだと想像していましたが、意外にもとてもパーソナルな作品となっています。ネイサン・コリンズ以外の主要なバンドメンバー、アンソニー・フランシスとキム・ビールズは不参加。代わりにクリス・リンチ(Broken Flight)がギターを弾いています。コンセプトは全く違えど、作品の性格や構造的には『Two Years in April』と似ているかもしれません。

楽器のチョイスに加えて、歌い方やリリックの書き方まで変えた本作。三人称を用いることが多かったリリックは今回、全曲一人称で歌われていて、より直接的かつパーソナル。今回の内容をいままでの手法で歌っていたらと想像すると恐ろしくも感じるほど。「本当に悲しい歌こそポップに歌わなければならない」ということなんだと思います。

リリースは3/13の予定です。Liricoウェブショップでは予約特典に前回来日時の東京公演のライヴ音源を収録したCD-Rをおつけすることにしました!よろしくお願いいたします。

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