hue and cry

liricoニューリリース:Scott Matthew

タマス・ウェルズに続くliricoのニューリリースのお知らせです。
Scott Matthew(スコット・マシュー)。Scott Matthewsじゃないですよ。
ニューヨーク在住のオーストラリア人シンガー・ソングライターのデビュー・アルバムです。

ジョン・キャメロン・ミッチェルの映画『ショートバス』のために数曲を作曲、自身も映画に出演して弾き語ったり、彼が作ったテーマソング「In The End」が映画のクライマックスで大々的に使用されたことにより、一躍注目を集めていました。

『ショートバス』提供曲もアレンジ&レコーディングし直して収録したこのデビュー・アルバム。ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、イギリスと、世界各国でライセンス・リリースされていることからもその注目度を伺い知ることができるでしょう。なぜこんな話題のアーティストの名盤をどこもかしこも無視しているのか知りませんが、日本も遅ればせながらわがレーベルからリリースできることになりました。

過去には菅野よう子が手がけた『攻殻機動隊』(STAND ALONE CONPLEXシリーズ)や『カウボーイ・ビバップ』のサントラにボーカリストで参加したこともあります。さらに『カウボーイ・ビバップ』の企画ライヴで10年ほど前に来日もしていたりもするようです。『攻殻機動隊』のサントラは普通に10万枚とかゆうに売れている人気作品ですので、スコット・マシューの名前は知らなくても、その特徴的な歌声は知っている人も結構たくさんいるのでしょうね。

そう、この人の歌声がまた絶品なのです。タマスをliricoの陽とするなら、スコットは陰です。バラードしか歌わない(歌えない?)彼の歌声に宿る深い悲しみに心が震えない人はいるのでしょうか。

以下は「Merket Me To Children」のPVです。ストリングスやピアノのアンサンブルを基調にしたサウンド、そして彼自身、ゲイをオープンにしていることもあり、ルーファス・ウェインライトと比較されているようです。

アルバムの試聴および詳細はこちら

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