hue and cry

猛暑を冷ますそよ風ヴォイス:Ólöf Arnaldsニュー・アルバム

すでにpitchforkで取り上げられ、ビョークとのデュエットが話題になっている1980年生まれのアイスランドの女性シンガー・ソングライターÓlöf Arnalds。

ことしのSXSWでももっとも印象的なパフォーマンスをみせたアーティストに挙げられ、9/14にはいよいよOne Little Indianより2ndアルバムをリリース予定ということで、ブレイクが期待されます。p*disからリリースしたÓlafur Arnaldsと名前が似ていてややこしいですが、もちろん別人です。

彼女はムームの元ツアー・メンバーでもあり、他のアイスランドのバンドと多数共演経験があります。こんどの2ndアルバム『Innundir Skinni』は前作でもプロデュースを手がけたシガー・ロスのKjartan Sveinssonと、ピアニストのDavíð Þór Jónssonがプロデュースを手がけ、ビョークをはじめ、Skúli Sverrissonや、AmiinaのMaría Huld Markan Sigfúsdóttirなど、レイキャヴィック・コミュニティーの面々の協力を得て完成させられました。

とはいえ、アルバムの核となるのはアコースティック・ギターやバンジョーの弾き語りによる彼女の驚くべき歌声。話題性は抜群でしょうが、内容はとても内省的。ビョークの存在があまりにも大きいですが、Vashti BunyanやJudee Sillといったフォーク・シンガーの系譜に位置すると言えるでしょう。個人的にはビョークとのデュエット「Surrender」よりもタイトル・トラックで、1stシングルでもある「Innundir Skinni」のアコギ弾き語りにグッときました。


Ólöf Arnalds – Innundir Skinni (official video)


Ólöf Arnalds – Surrender (with Björk)

ちなみに1stシングル「Innundir Skinni」のB面ではアーサー・ラッセルの「Close My Eyes」をカバーしててめちゃくすばらしいのですが、こんどリリースされる2ndシングル「Surrender」では「Sukiyaki」をカバーしているみたいです。


Ólöf Arnalds – Close My Eyes (Arthur Russell cover)

Ólöf Arnalds myspace
Ólöf Arnalds official website

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