Archive for 5月, 2011
Tamas Wells 『Thirty People Away』 セルフ・ライナーノーツその1「Thirty People Away」

ミャンマーでは4月のなかばに「ThinGyan」というミャンマーの正月を祝う大きなお祭りがある。
ヤンゴンにおいては、何千人ものひとたちが車で囲んだり、通りに面した大きなステージに立って、互いに水をかけ合う。バケツいっぱいの水をかけるひともいれば、庭のホースを使うひとまでいるけど、高速の消防ホースがもっとも評判がいい。いちどに数人のひとたちを倒すことができるから。
その日は一日中、ミャンマーの有名なシンガーやムービー・スターが通りに面した大きなステージでチャイニーズ・ポップをミャンマー語に翻訳したうたを歌い、ひとびとは春巻きを食べ、いちばん人気のあるステージに入るために列に並ぶ。
昨年のお祭りで、ある男がカンドージー湖に設置されたミュージック・ステージ(このお祭りでもっとも人気のある場所のひとつ)まで歩いてきた。何千もの人ごみに押し入ったその男は、爆弾を爆発させたのだ。
そのときぼくらは家にいた。30分後、電話が鳴り、ぼくらのミャンマーの友人がそのときカンドージー湖にいたことを伝えた。
彼は無事だったが、爆風を感じ、そこから逃げるときに地面に横たわった死体を見たらしい。
彼は言った。爆発があった場所からたった30人ぐらいのところに彼はいたと。
(原文はこちら)
Scott Matthew plays “Sweet Kiss in the Afterlife” on giged.net
scott matthew plays “sweet kiss in the afterlife” on giged.net from giged.net on Vimeo.
ベルリンのgiged.netに新作『Gallantry’s Favorite Son』のリリースを控えるスコット・マシューが登場。タイトルにもなっていることばが歌詞に含まれる「Sweet Kiss in the Afterlife」をこどもの声が響く公園にてウクレレで弾き語っています。
冒頭の「誰かにとって間違いでも/ぼくにとっては生き方/光をはなつなにかを/待つことはやめて」という一節は彼の簡単ではない生き方を表しているようでとても感動的です。ここにきて彼のうたに慈愛が増しているような気がします。メランコリーとともに生きること、それを肯定できるなら彼のうたはきっと一生寄り添ってくれるでしょう。アルバムは6/9発売!
Woodpigeonカバーソング特集
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ウッドピジョンがたまにブログでいろんなカバー音源を載せてるのですが、けっこうたまってきたので今回まとめてみました。いずれもリンク先でフリーダウンロードできます。カバーのチョイスにはアーティストのセンスがかなり現れるものだと思います。こうして並べてみると興味深いですね。ピンク・フロイドのカバーとかおもしろかったです。
Love is Pleasin’ [Traditional Irish Folk Song]
I’m Set Free [The Velvet Underground]
On the Line [The Acorn]
I Can’t Help It (If I’m Still in Love With You) [Hank Williams Sr.]
Rambler, Gambler [Bob Dylan]
I Love U When You’re Walkin’ Away [Plumtree]
Thirteen [Big Star]
The Log Driver’s Waltz [Wade Hemsworth / Kate & Anna McGarrigle]
Aurora [Bjork]
Mother [Pink Floyd]
Summer Side of Life [Gordon Lightfoot]
You’re My Only Home [The Magnetic Fields]
Asleep & Dreaming [The Magnetic Fields]
I’m Not Saying [Gordon Lightfoot]
Say Say Say [Paul McCartney / Michael Jackson]
Woodpigeonライヴ音源フリーダウンロード

ウッドピジョンが3/14にイタリアのトリノで行ったソロ・ライヴの音源7曲がオフィシャルサイトでフリーダウンロードできます。DLはこちらからどうぞ。The Velvet Undergroundの「I’m Set Free」のカバーも演奏しています。
個人的に彼らの曲のなかでいちばんすきな「Redbeard」がやっぱり沁みます・・・。そのときのライヴの映像をYouTubeで見つけたので貼っておきますね。
Liricoニュー・リリース:Scott Matthew 『Gallantry’s Favorite Son』

ニューヨークのシンガー・ソングライター、スコット・マシューの3rdアルバム『Gallantry’s Favorite Son』を6/9にリリースします。
ゴージャスなアレンジメントとよりたくさんの楽器を使った、1stよりもオーケストラルな作品だった2ndに比べると、よりシンプルな1stに近い作風になっています。前2作に参加していたピアニストが今回は参加していないため、ピアノ・スタイルから脱却し、より自由度の高い作曲が行われています。
また、ゴスペル・シンガーの参加や、コーラスの積極的な導入が最大の変化と言えるでしょう。しかし、スタイルがどんなものであれ、スコット・マシューのバラードに対する情熱と、愛と、愛の死という永遠のトピックは揺るぐことはありません。
メランコリーと寄り添って生きるすべてのひとへ向けて、今回もスコット・マシューは勇敢にもロマンティックなサッド・ソングを歌います。
特に「Sinking」は本人もお気に入りにあげる会心の一曲で、個人的には名曲「In the End」や「Language」に並ぶほどの美しさだと思います。リリックも含めてほんとうに胸が締め付けられます。この1曲だけでこの作品は買いでしょう。
Scott Matthew – Sinking (excerpts) by pdis_inpartmaint
国内盤のみボーナストラック1曲のダウンロードクーポンがつきます。
詳細・試聴はこちら
http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/LIIP-1511.html
以下はアルバムのトレーラーです。曲は「Sweet Kiss in the Afterlife」。
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