hue and cry

Tamas Wellsインタビュー(2010年1月ーシンガポール)

タマス・ウェルズのニュー・アルバムが終了。今月からミックスに入ります。正式に11月リリースで進行する予定であることをタマスと確認しあいました。

さて、レコーディング終了記念、というほどでもないですが、1月にシンガポールのフェスに出演した際のインタビューを見つけたので、せっかくなので日本語に訳してみました。

Singapore Koptiam: Singapore Fringe Festival 2010: The Tamas Wells Interview

ミニマリストの達人タマス・ウェルズは、ギターやピアノ、10ドルのミャンマー製のバンジョーと、そしてたくさんの想像力で、巧妙なフォーク・ソングを作る。彼の歌は、彼自身の人間性と同様にゆったりとしているーそれは、孤独と慰めのあいだを曲がりくねって流れる心地よいフォーク・サウンドスケープ。

堅実で、そのうえ想像をかきたてる個人であるタマス・ウェルズの人生を通した旅は彼のしゃれたホームタウンであるメルボルンからミャンマーのヤンゴンの僻地へと彼をつれていった。この移住は他の人々の生活を向上させることを助けたい、彼の純然たる願いによって起こった。

援助団体で働きながら、タマスは彼の時間のほとんど他の人々の生活の向上を助けるために費やしている。でも、援助ワーカーとミュージシャンという一般的とはいえない二重生活を送るように、彼の音楽に対する愛は決して弱まらない。

Singapore Kopitiamは今週始めにミスター・ウェルズをつかまえた。彼は「停電、モンスーンの豪雨、路上のセールスマンの叫び」など、ミャンマーでの彼の冒険を私たちに語ってくれた。


Singapore Kopitiam(SK):いつギター/ピアノや作曲をはじめたのですか?

タマス・ウェルズ(TW):ぼくが8歳のときにピアノをはじめたんだけど、試験とかばっかりでほんとうに楽しめなかったんだ。でも、高校を卒業して、大学に行くためにメルボルンに引っ越して、ギターを弾いたり自分たちの曲を書いたりする友だちができて、その影響が大きかったよ。

SK:若いころ、影響を受けたのは誰ですか?いまは?

TW:子どものころはそんなにたくさんの音楽コレクションを持っていたわけではないから、ほとんどの時間をビートルズの『サージェント・ペパーズ』を聴いて過ごしてた。メルボルンに引っ越してからは、ラックスミスとかアート・オブ・ファイティングとかたくさんのオーストラリアのバンドを聴くのを楽しみだしたんだ。

SK:音楽業界でどのように最初のブレイクを得たのでしょうか?

TW:ビッグ・ブレイクなんて特にそんなの全く起きたことないよ。ぼくらはただ曲を作りつづけて、インターネットを通じてゆっくり、大きく、人々がそれを聴いてきただけさ。

SK:これまで、いまのあなたのようにミュージシャンとして生きているのを想像したことはありますか?

TW:うん、実際ぼくは自分がミュージシャンとして人生を生きているとは思っていないんだ。ほとんどの時間はぼくが援助団体で働いているミャンマーで過ごしているし、ミュージシャンでいることはただぼくが好きななにかなんだ。

SK:インディー・ミュージシャンとしての生活はどうですか?言われているとおり、華やかなものですか?

TW:そのとおり。ミュージシャンはライヴをしたり高いホテルの窓からテレビを投げたりするもんだと思う人もいるみたいだね。現実には、空港のカウンターやホテルのロビーとか驚くべきほどクールで興味深い場所でたくさんの時間を過ごすものなんだ。

SK:ミュージシャンじゃなかったとしたら、何をしますか?

TW:うん、さっき言ったとおり、もしミュージシャンじゃなかったら、いまぼくがしているのと全く同じことをしていると思うよ。ミャンマーは本当に美しい国なんだ。問題もあるけどね。そこで働くことは本当に充実したものだよ。

SK:どうしてミャンマーに移住することを決めたのですか?

TW:2004年に短期のボランティアで行って、その文化が気に入ったんだ。ミャンマー人はとても謙虚で親切だった。だからもしチャンスがあったらまた戻ってこようと思った。そして、2006年に支援機関の仕事を得て、ミャンマーに移住したんだ。

SK:オーストラリアと比べて、ミャンマーで音楽を作るのはどんな違いがありますか?

TW:ミャンマーでレコーディングする利点は、あらゆる期待が排除されることだね。メルボルンには素晴らしい音楽シーンがあるけど、かなり強い場所でもある。不利な点は、停電があったり、屋根の雨の音が強かったり、路上でものを売る人の声とかかな。実際、最近のアルバムにはいくつかの叫び声が入ってるからね。

SK:どうしてミャンマー製のバンジョーを楽器のレパートリーに加えたのですか?

TW:地元のマーケットでバンジョーを見つけて、おもしろいと思ったんだ。だからそれを練習して、ちょっとだけより荒くて、もっとオーガニックな音をいくつかの曲に加えてくれると思ってやってみたら、気に入ったんだよ。

SK:シンガポールでのあなたのライヴに何を期待するればいいですか?

TW:スタインウェイのピアノと、10ドルのミャンマー製のバンジョーと、抽象的な計画がいくつかあるから、きっとみんなにとって何かがあると思うよ。

SK:なにか新しいマテリアルを作っていますか?

TW:ニュー・アルバムを準備中だよ。たぶん今年中にリリースできると思う。とてもシンプルなフォーク・プロダクションを何枚か作ってきたから、今回はちょっと違うことをしようと考えているよ。

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