hue and cry

Zoënソロ・デビュー・アルバム

Hip Hop Hums』にも参加しているフランスのプロデューサーZoën。Milled Pavement Recordsよりソロ・デビュー・アルバムをリリースしました。

このレーベルからはイギリス人MCのJamesPHoneyとのコラボレーション作品もリリースしています。プロデューサーのイメージが強く、まさかラップもできるとは知らなかったので、意外でした。Factorがラップした曲を昔聴いたときと同様の驚きです。

ラップ・アルバムとしても意外と聴きどころがありますが、やはりぼくは彼にはプロデューサーとしての実力を磨いていってもらいたい。昔のFactorと似たかんじのリリカルなサンプリングが彼の特徴でしょう。Dezordorのフリーダウンロード・コンピレーション『Dezordor Session 003』に提供したインスト・トラック「Dingue」とかヒップホップ版Third Eye Foundationとでも言える絶品のメランコリック・ビートですし(追記:Max Richterの「Sarajevo」をサンプリング)。Andrreとの「Lonely Kid」は言わずもがな。


Zoën – Dingue

そして、このZoënという人はぼくとタマス・ウェルズが知り合う前から彼のmyspaceのトップフレンドリストにいつづけている男です。未確認なのでふたりが関係あるのかないのかわかりませんが、タマスとぼくとつながっているヒップホップ・プロデューサーはこの男だけでしょう。それが意味があるのかどうかはわかりませんけどね。

いろんなラッパーをフィーチャーしたアルバムを製作中とのこと。そのなかから「Lonely Kid」を借りたわけなんですけど、sosoやAstronautalisやCeschiあたりをフィーチャーしたその作品もかなり期待できると思います。要注目!

Zoën myspace

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