現代アルゼンチンを代表するギター奏者/コンポーザー、キケ・シネシが「人生最高のソロ・ツアーだった」と振り返った2018年の日本ツアー「小さな音のことづて」。その最終公演に込めた想いが伝わってくる渾身の演奏を、観客との間に生まれた魔法のような瞬間とともに収めました。
 

フォルクローレからジャズ、クラシックまでをハイブリッドした洗練を極めた音楽性と、高度なテクニックに裏打ちされた創造性あふれる演奏で、現代アルゼンチンを代表するギター奏者として、世界的な名声を得るキケ・シネシ。ここ日本では知る人ぞ知る存在でしたが、2012年にカルロス・アギーレとのデュオ・ツアーでの初来日、そしてそのツアー訪れた7都市の印象を描いた『7 suenos』と、 家族への深い想いを込めた『Familia』を収めた2枚組アルバム『7 suenos / Familia』(2014年)、そして『小さな音のことづて』(2018年)と充実した内容のリリースを経て、その評価と人気を決定的なものとしました。
 
本作は、『小さな音のことづて』リリースに続いて開催された、キケ・シネシにとって初の日本でのソロ・ツアーより、深い感動に包まれた東京でのツアー最終公演から選りすぐった13曲を収録。アルバム『小さな音のことづて』からの曲を中心に、過去の名曲/人気曲から本ツアーで初披露した新曲まで、キケ・シネシの今の姿と魅力を堪能できます。7弦と10弦ガット・ギターをメインに、ロンロコ、ピッコロ・ギターなど様々な楽器から流れだす叙情溢れる旋律、優しいアルペジオ。静寂までが美しい名演に心打たれます。
 
<収録曲>
 01  La magia esta dentro tuyo
 02  Despertar
 03  La ilusion
 04  Volver a ser
 05  Colina de la abundancia
 06  El camino de la princesa
 07  El valle del sol
 08  Pasos en el camino
 09  La semilla
 10  Rio de la vida
 11  Andando
 12  Seras verdad?
 13  La solitaria
 
 
 All music composed and played by Quique Sinesi
 
 Live recording by Katsunori Fukuoka
 Edit and premix by Achi Deuz
 Mix and mastering by Ariel Gato
 
 7 strings spanish guitar – Tracks 1, 5, 6, 12,
 10 strings spanish guitar – Tracks 2, 3, 7, 8
 Piccolo guitar – Tracks 4, 11
 Ronroco – Tracks 10, 13
 Electroacoustic guitar – Track 9
 
 
 

 

Photos by Takeshi Yoshimura