カルロス・アギーレの盟友フェルナンド・シルヴァが親しい音楽仲間と創りあげた自由なイマジネイションに満ちた音楽。静謐なLuz de agua(ルス・デ・アグア)からグルーヴィーなスピネッタまで、彼のおおらかな人柄を映すような懐の深い音の世界に、また新しいアルゼンチン音楽の風を見つける。 — 吉本宏(bar buenos aires)

美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す素晴らしいアーティスト達……カルロス・アギーレをはじめ、”純粋なまでに美しい情景”というコンセプトのもと世界の音楽を紹介するレーベル第3弾。2013年録音作品。

カルロス・アギーレ主宰レーベル「シャグラダ・メドラ」より2002年にリリースされ、カルロス・アギーレ・グルーポやアカ・セカなどと並んで、アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルローレを代表する1枚として大きな人気を誇る『ルス・デ・アグア』のメンバーにして、アギーレをして「私の音楽面での兄弟」と言わしめ大きな信頼を得るコントラバス/チェロ奏者、フェルナンド・シルヴァ初のリーダー・アルバム。

彼が弾く弦のまろやかな音色や浮遊感ただよう幻想的な響きが、記憶の彼方の眺めを思い出させる。アルゼンチン・フォルクローレからミナス・ミュージック、クラシックからAORまで、自身のあらゆる音楽の体験が、彼ならではの懐の深い親和性をもって織り込まれ、描かれた豊かな音楽地図。

主な参加ミュージシャン:
カルロス・アギーレ/セバスティアン・マッキ/クラウディオ・ボルサーニ/アンドレス・ベエウサエルト/ゴンサロ・ディアス/ルイス・チャベス・チャベス etc.

日本盤序文:山本勇樹 解説:河野洋志(bar buenos aires)

Track list :
1. Miro por la ventana
2. Danzando
3. Candombe pa la Negra
4. Hace tiempo
5. A pata luma
6. Evocacion futura
7. Tarde gris
8. Bienaventuranza
9. Booper / Republica de Tenochtitlan