「アンチコン以降」のポスト・ヒップホップが鳴り響く国、カナダ。その最重要人物のひとり、Josh Martinezの最新作が遂にリリース!

同郷出身で、いまや世界を代表するプロデューサー/アーティストとなった、Sixtoo、Buck65とともに、一時はあのアンチコンのメンバーでもあった男による、「冬のブルーズのためのサマーミュージック」。独特のハスキーボイス、独創的なフロウとリリシズム、そしてユーモアと哲学。そのすべてが一流。どこまでも身軽でイマジネーション溢れる、全く新しいポップミュージックとしてのヒップホップ!

世界が待ちわびていた、Josh Martinezの実に3年ぶりの新作フルレングス・アルバムとなる本作は、Lost and Found Generationクルーのメンバーでもある、サンディエゴのプロデューサーSamixとの全面的なコラボレーション作です。特に北米とヨーロッパで大ヒットした前作”Buck Up Princess”の続編にはしたくなかったということですが、彼がまたひとつ上のステージに登ったことを感じさせる素晴らしい作品となっています。「冬のブルーズのためのサマー・ミュージック」と自ら評しているように、本作はあるひと夏のドキュメンタリー的な作品であり、寒すぎる冬を忘れさせてくれる、とびきりポップでキャッチーな内容となっています。
カナダのヒップホップに特有の「閉塞感」は彼には当てはまりません。極めて伸びやかな独特のヴォーカル・スタイルはますます磨きがかかっているし、豊かな表現力は聴く者を惹き付けて止まない魅力に溢れています。レゲエ好き、影響を受けたアーティストにビーチボーイズの名前を挙げる彼の類い希なる確かなポップセンスは、アングラ、メインストリーム関係なく、多くのヒップホップ・リスナーや、他のジャンルのリスナーまでに広く受け入れられうるポテンシャルを持っており、これまでの実績と実力、そしてその才能を考えれば、本作によって日本でもいよいよ桁違いの人気を得ることは確実。

 
Tracks:
01. intro
02. cheers
03. regular day
04. tranzar
05. come and gone
06. tour is war
07. time alone
08. just a dood
09. one more sucka
10. played out feat. kunga219
11. nightmare rmx

12. blessing in disguise