2人のフルート奏者によるブラジル音楽へのオマージュ。
小野リサ・バンドを経てブラジルなどで活躍する城戸、NYCで活動する「ハシャ・フォーラ」を率いるホンシュク。ブラジル音楽に深くインスパイアされた2人のフルート奏者が出会ったことで生まれた唯一無二のサウンド。

 

ブラジル音楽をリオ・東京で演奏してきた城戸夕果と、ボストンとNYCを拠点としブラジル音楽を究めてき ているヒロ・ホンシュク。2人のフルート奏者がボストンで出会い新たなチャレンジを始めたのは、2017 年5月。Love To Brasil Projectとして、ボストンを中心にライブやレコーディング活動を続けてきた。ブ ラジルの空気をたくさん吸い込んだ城戸、ジャズの最先端で磨かれたホンシュクが、ブラジルのスタンダー ドや書き下ろしの曲などを唯一無二のアレンジで録音したアルバム。ジャケットのアートはエルメート・パ スコアールが2人にプレゼントしてくれた収録曲の楽譜。
 
 
ヒロ・ホンシュク(フルート/EWI/作曲)
米ボストン在住。バークリー音楽大学に奨学生として入学。その秋にニューイングランド音楽院の大学院に奨学生として迎え入れられ、故ジョージ・ラッセル、デイヴ・ホランド、ジョージ・ガゾーンなどに師事した。両校多数の賞を受け、主席で卒業後ニューイングランド音楽院、ロンジー音楽院、ニューイングランド・インスティテュート・オブ・アートなどで教員を務めた。ホンシュクは作曲家/バンドリーダーである故ジョージ・ラッセル氏のアシスタントを20年務め、氏のリディア概念を実践する数少ないアーティストとしても知られる。また同氏のリビングタイム・オーケストラの一員としてヨーロッパでも活躍。現在NYCで活動するジャズとブラジリアンのハイブリッドバンド、ハシャ・フォーラのリーダを務め、アルバム3作を発表。他6枚のリーダーアルバムと、サポートミュージシャンとしても30作以上のアルバムに参加。
 
城戸夕果(フルート/作曲)
89年小野リサ・グループのデビュー・メンバーとしてブラジル音楽に出会い、リオデジャネイロに移住。ブラジルでボサノヴァの創始者ジョニー・アルフ、ジョイス・モレーノ、ジョアン・ドナート、カルロス・リラ等と活動。帰国後、自己のグループや、EPO、宮沢和史とのコラボレーションなどを通じ、ブラジルの手法によるオリジナルの世界を追求。渡辺香津美や向井滋春等ともツアーをする。リーダー作は、ブラジルやデンマークでの録音も含め6枚リリース。一部はイタリアでベスト8を記録し、韓国でもリリースされる。2000年から2年間ベルギーで活動。2008年、リーダー作5タイトル「リファインド」「リオスマイルズ」「アラクアン」「カーザ」「ルルー」が一挙再発売された。12年、ジャズフルート4人のアンサンブル「フォー・カラーズ」をリリース。14年より2年間のブラジル生活を経て、17年からにボストン在住し、フルーティストのヒロ・ホンシュクとのLove To Brasil Project にて活動。
 
 
<収録曲>
 01. Trilhos Urbanos
 02. Para vocês com grande carinho
 03. Lulu
 04. Layer Three
 05. Paper Merge
 06. A rã