世界の悲しみを歌う酒宴の歌。熱狂的に支持されるアーティストsosoのネクスト・ステージ。後悔と諦観、孤独と絶望。そして、愛と信仰。本当のことだけを歌う孤高の詩人。世界はかくも残酷で美しい。

「泣けるヒップホップ」として、ジャンルの枠を越えて多くの人々の琴線に触れた傑作2nd「tenth street and clarence」から2年。カナダが世界に誇るアーティストsosoの待望のニューアルバムが遂に完成した。前2作においては、ヴォーカル、プロダクション、アートワークに至るまですべて自分ひとりで手がけていたが、本作では、地元カナダのアーティストであり、ライヴの際は彼をサポートする盟友メイビー・スミスことコリン・スクラペクとの共同プロデュースという形を取っている。ピアノ、チェロ、ギターなどの生音のサンプリングだけで構築する叙情性溢れる独自のプロダクションからはヒップホップ・マナーが消え、ギターを中心に据えたポストロック的アプローチによって、よりダイナミックでスケール感がありながらも、soso印の叙情性と寂寥感が溢れた極めて美しい世界を展開している。さらに、淡々と語りかけるような特徴的なポエトリーライムに加え、ニール・ヤングを意識したような唄法を取り入れたファルセット・ヴォーカルの美しさには心を強く揺さぶられることだろう。また、家族、社会、歴史などの自身の日常に根付いたリリック・ライティングには一切のブレがなく、真摯な姿勢で彼を取り巻く小さな世界と向き合いながら、とびきり悲しくて、とびきりセンチメンタルな音楽を作りつづけ、本当のことだけを歌う。

 
※日本盤のみライナーノーツ/対訳付
※ご購入者特典として、特製CD-Rを差し上げます。
 

Tracks:
01. rubber rings
02. company of chairs
03. all the useless things
these hands have done
04. the names of all the trees
05. your mom is in the next room
06. floorboards and
07. one eye open
08. for a girl on a faraway hill