エレクトロニカ・ユニットLullatone、ギターをベースにした最新作はあらゆる時間に寄り添う日常のサウンドトラック。

“Shapes & Time”は、Lullatoneの普段着のニューアルバムだ。本を読んだり、植物に水をあげたり、あるいはただ時間を過ごすための音楽である。このCDには32ページのzineが付いていて、彼らのレコーディング日誌や(水中マイク、砂で覆われたスピーカー。。。等々)、ギターのタブ譜、楽譜、イラストレーションなどが含まれる。愛情を込めてあらゆるテープマシンに録音されたこのアルバムは、Lullatoneの今までで最も心が暖かくなるアルバムだと言えるだろう。
 
Lullatoneの前作、 “Music for Museum Gift Shops”がピアノにフォーカスされていた所が、今アルバムはピースフルなギター音にベースを置いている。穏やかなアコースティックなメロディーが、寒い朝に飲む暖かいコーヒーや紅茶のように心地よく感じられる。勉強に集中する午後にも、雨の日のうたた寝にも、このアコースティックメロディーはどんな背景にも完璧に寄り添うだろう。
 
Paniyolo, Yutaka Hirasaka, Penguin Cafe, Hideyuki Hashimoto, Akira Kosemura が好きな方へ。
 
 
1. a tape of a tape of a tape of a time
2. kotatsu naps
3. corduroy
4. shapes in time
5. like grains of sand in your hand
6. make-believe birdsong
7. rainy season again
8. every movie needs a sad scene
9. like pebbles in a stream
10. late summer storms
11. just spending time
12. like breath