ふわふわなのに悲しくて
ほのぼのなのに切なくて
涙が出そうなくらい純粋で
抱きしめたくなるくらい愛らしい音楽。

トクマルシューゴバンドでアコーディオン等を担当する女性アーティスト、ユミコのソロユニットmeso mesoが待望の2ndアルバムをリリース。ピアノ、アコーディオン、オルガン、メロディカ、ギター、グロッケン、そしてたくさんのおもちゃを使ったアコースティック楽器のほのぼのと牧歌的なアンサンブルと、カヒミ・カリィや初期mumを彷彿させるようなあどけないウィスパーヴォイスが奏でる素朴で切ないメロディー。心にすっとしみ込んでくるようなフラジャイルでメランコリックな音の世界に、胸がきゅっーと締め付けられて、ぎゅーっと抱きしめたくなってしまいます。

また、前作までは鼻唄のようなスキャットでうたっていましたが、今作では作詞にも挑戦。空想の世界での夢や幻と、現実の中の悲しさやはかなさを行き来する浮遊観を伴った不思議な世界観。ふわふわでほのぼのしてるのに、物悲しくて、切ない気持ちが複雑に絡み合ったmeso mesoの音楽は、とても不器用で寂しがりやの女の子の心の中をそのまま音に表現したかのように、無防備で純粋です。

 

Tracks:
01 Smoke
02 Hikousen
03 Koneko
04 Mitsubachi
05 Lolerey
06 Majo
07 Ichibanboshi
08 Unicorn
09 Bambi
10 Aurora