アメリカ伝統音楽の再構築に挑戦する米ポートランドの即興音楽集団ジャッキー・オー・マザーファッカー。
アヴァン・ロックシーンの裏番長が紡ぎだすカオスと恍惚感に満ち溢れるサイケデリアに中毒者続出!JOMF結成15年の集大成ともいえる名作誕生!!

Spacemen3のリイッシューも行う英国Fire Recordsとの契約後、初のスタジオ録音アルバムとなる「Ballads of the Revolution(革命のバラッド)」。(スタジオ録音アルバムとしては10枚目。)バンドの中心人物Tom Greenwoodをはじめ、可憐な歌声で花を添えるValet (Kranky)のHoney Owens、Julian Copeが絶賛したサイケバンドEternal TapestryのNick Bindeman、元Enemymine(K Records)のDanny Sasakiと、一筋縄ではいかないツワモノ4名を核にレコーディングが行われた。さらに今回のレコーディングには、女性SSW、Joanne Robertson(Textile Records)や、ポートランドのアヴァン・ジャズバンドEvolutionary Jass Bandのメンバー等も参加。

これまでもJOMF独自の解釈でアメリカン・ルーツ・ミュージックの再構築を試みてきたが、本作でも、アメリカ民謡「Nightingale」の優しげなカバー曲でアルバムの幕が上がる。シド・バレットやニック・ドレイクにも通じるような素朴な美しさが際立つフォーキー/ブルージーな歌ものを軸に、フリーフォームな即興演奏、太いグルーブのスペーシーなクラウトロックを、サイケデリックな煙の中でゆるゆると紡ぎ上げるJOMFの円熟味を増したサウンドプロダクション。このシンプルながらもじわりじわりと聞く物の内側に染み込んでくるような、カオスと恍惚感が混在するJOMFのサイケデリアに中毒者続出まちがいなし。JOMFの過去15年間の集大成と言える名作誕生!!

 

「・・・すこしもましになっていない世界の片隅で、ひときわラウドなバラッド ― それも「革命のバラッド」が、いまうちならされようとしている。さあ、ともに声を上げよう」(ライナーより抜粋)

 

※直輸入盤/帯・ライナー付き
※解説:安永哲郎

 

Tracks:
1. Nightingale (5:10)
2. Dark Falcon (5:30)
3. Skylight (8:37)
4. The Corner (5:41)
5. The Cryin Sea (10:16)
6. A Mania (4:58)