叙情が零れ落ちるメロディー、生命力溢れるリズム。豊かな感性と卓越した技術が1つになり、ブラジル音楽への憧憬を清らかなアンサンブルで奏でる……。“旋律を奏でるドラマー”、フランソワ・モランが現代ブラジル音楽を代表する才人たちと作り上げた本作は、ヨーロピアン・ジャズや室内楽に根ざした端正なメロディーや洗練されたハーモニーと、高度に展開し躍動するブラジルのリズムが見事に融合した名曲揃いの傑作。
日本盤のために書き下ろされ、あのナンド・ローリアがギター&ヴォーカルで参加したボーナス曲を収録、全曲リマスタリングを施されたニュー・エディションとしてbar buenos airesレーベルよりリリース!

美しく生命力に溢れ、心を鎮める静寂に包まれた音像風景を産み出す素晴らしいアーティスト達……カルロス・アギーレをはじめ、”純粋なまでに美しい情景”というコンセプトのもと世界の音楽を紹介するbar buenos airesレーベル第4弾。
 
まさに「旋律を奏でるドラム」と例えるのがふさわしい、繊細なテクニックとダイナミズム溢れる表現力を備えたフランス人ドラマー/コンポーザー/プロデューサー、フランソワ・モランが、アンドレ・メマーリ(ピアノ)、ルイス・ヒベイロ(ギター)、ネイマール・ヂアス(ベース)というサンパウロ・シーンの中心的存在であり、現代ブラジル音楽を牽引する実力者達とのカルテットを軸に、タチアナ・パーハやセルジオ・サントス、イヴァン・リンスなどをゲストに迎えて録音したアルバム『Naissance(=誕生)』。
 
ユーロ・ピアニズムに根ざした洗練されたジャズ・フィーリングと、80年代のパット・メセニー・グループの流れを汲むオーガニックな肌触り、そして室内楽的アンサンブルにみられるクラシカルな印象が重なり合う、あまりに美しい音像風景が描かれる本作は、現代ブラジル音楽における最高峰の傑作といえる素晴らしい内容。ここ日本でも、「クワイエット」な南米音楽が大きなムーヴメントとなる中、屈指の評価と人気を獲得。とある南米輸入盤専門店では2013年のセールスチャート1位に輝いた。
 
そんな人気作をbar buenos airesが日本盤としてリリース。ボーナス・トラックとしてフランソワ・モランとアンドレ・メマーリに加えてブラジリアン・ジャズの大御所ギタリスト/シンガー、ナンド・ローリアがスペシャル参加し2014年1月にレコーディングされた新曲を本作限定収録!さらにアンドレ・メマーリ所有のスタジオ「モンテヴェルヂ」でアンドレとフランソワによりリマスタリングを施され、オリジナル盤から格段の進化を遂げたニュー・エディション!
 
日本盤序文:吉本宏 解説:山本勇樹(bar buenos aires)

 

Track listing:
01. Joburg
02. Cachoeira
03. Naissance
04. Café da manhã
05. Caminhando no calçadão
06. Improviso
07. Night in Dakar
08. Esperança
09. Lua Soberana
10. Querida
11. Duerme negrito
12. Querida (Piano solo)
13. Canto das árvores (新曲・日本盤限定ボーナス)