「アフロ・ブラジル×ニック・ドレイク」の異名をとる、バイーア出身の内省的なシンガー・ソングライター!
アフリカをルーツとしたバイーアのグルーヴを宿し、独自のチューニングを施した5弦ギターを携え、訥々と自身の内面世界を弾き語る。アフロ〜バイーアの雄大なスピリチュアリティーと、陰りを帯びた内省的世界が融合した、ミナス的な風情も感じされるしなやかで鮮烈な音楽。モノトーンのジャケットに綴られた「色の創造」というアルバム・タイトルが示す通り、シンプルで静かな楽曲から生みだされる豊かな色彩が魂を揺さぶる。ニック・ドレイクを始め、ジョン・ルシアンやアグスティン・ペレイラ・ルセーナ、さらにテリー・キャリアーが好きなリスナーにも大推薦。アルゼンチンのカルロス・アギーレを日本に紹介し熱い支持と大きな反響を呼んだアプレミディ・レコーズが、それに負けない静かな情熱をこめて全ての音楽ファンに贈る、知る人ぞ知るブライテスト・ホープです!

ナナ・ヴァスコンセロスやエグベルト・ジスンモンチが提示した、アフロ・ブラジルの自然観や生命観に根ざした音楽の美しく静かな響き。そしてニック・ドレイクを彷彿させずにはいられない、陰りを帯びた内省的な歌声と独特のチューニングを施したギターのバッキング……。その両方を備えた唯一無二の音世界を持つ、アフロ・ブラジルの聖地バイーア出身の黒人シンガー・ソングライター、チガナ・サンタナ。
09年に録音したデビュー作『マカレー』がここ日本でも高く評価されたが、ヨーロッパでは11年に行ったツアーで一躍注目の存在となった。12年にスウェーデンのストックホルムでレコーディングされた本作『ジ・インヴェンション・オブ・カラー』は、発表されるや「アフロ・ブラジリアン・ニック・ドレイク」と絶賛を浴び、ヨーロッパのメディアで軒並みベスト・アルバムに選ばれた。

 

知性と野性が同居する美しいヴォーカル、本人が「Drumguitar」と表現する低音弦の響きを強調した変則チューニング5弦ギターと、音数の抑えられたシンプルなパーカッションから生みだされる、胸に染み入る弾き語りをベースに、弦楽四重奏やピアノ、そしてコラの幽玄の響きが深い叙情性を重ねる。静寂のエレガンス=モノトーンと、鮮烈なスピリチュアリティー=豊かな色彩が交錯する音世界は唯一無二。

 

パーソネル:
TIGANÁ SANTANA – Drumguitar & Vocals
SEBASTIAN NOTINI – Percussions
ANE BRUN – Vocals on 4
MAYRA ANDRADE – Vocals on 6
LAZZO MATUMBI – Vocals on 7
MAHER CISSOKO – Kora on 8

 

 

Track list :
01. ENCARNAÇÕES EM KODYA
02. ELIZABETH NOON
03. SUÍTE (OGUM DE RONDA – KATENDE – MUKONGO)
04. BLACK WOMAN
05. DIÁLOGO
06. LA LEYENDA DE LOS ESLABONES
07. LUSUKI
08. THE INVENSION OF COLOUR
09. MAMA KALUNGA