テニスコーツのとても優しく、温かい友情に満ちた2012年のアルバム『Papa’s Ear』がリマスター盤として再発!

今から10年前、日本が誇るポップ・デュオ、テニスコーツはスウェーデンのポスト・ロック〜エレクトロニカ・トリオ、テープとともに『Papa’s Ear』を作り上げました。2007年の作品『Tan-Tan Therapy』につづき、テープの助力を得て作られ、スウェーデンのHäpnaからリリースされたこの作品は、テニスコーツが書いた曲をお互いに完全に打ち解けた状態で演奏し、優しく寛大な方法でアレンジした、結びつきの強いミュージシャン集団による探究的な音楽の美しい記録でした。この度、リリースから10年を経て、ドイツのMorr MusicとAlien Transistorのコラボレーションにより、ボーナストラックを加え、リマスター盤として再発。初めてヴァイナルとしてもリリースされます。

 

名曲「バイババビンバ (Baibaba Bimba)」を収録した『Tan-Tan Therapy』に続き、2度目のコラボレーションとなる本作。テニスコーツのさやと植野隆司は、不思議で優しいフォーク・ポップのセンスと、ストレートでありながら豊かなメロディーを得意としています。テープのメンバーであるヨハン・バットリングとトーマス・ハロンステン、そしてゲストのフレドリック・リュングクヴィスト、ラース・スコグルンド、アンドレアス・セーデルストローム、アンドレアス・ウェルリンは、スウェーデンのジャズ界で寛大かつ創造的な存在として、限りない工夫を凝らして曲に影を落とし、時に思いがけない方向へ、時に最も柔らかい筆跡と優しいトーンでメロディを枕のようにしてテニスコーツの美学の核を際だたせています。

 

ボーナストラックとして、同じくHäpnaから2008年にリリースされたテニスコーツとテープのスプリット7インチ・シングルから2曲「Come Maddalena」(テープ名義曲でテニスコーツと二階堂和美をフィーチャーしたエンニオ・モリコーネの曲のカヴァー)と「ルーティー・ルーティー」を追加収録。

 

Tracklist
1. 日が昇る / Higa Noboru / The Sun Rises (2022 Remaster)
2. ひこうき / Hikoki / Airplane (2022 Remaster)
3. 空気の底 / Kuki No Soko / The Bottom of the Air (2022 Remaster)
4. パパイヤ / Papaya (2022 Remaster)
5. さっぽろんどん / Sappolondon (2022 Remaster)
6. ニュー・シーズンズ・デッド / New Seasons Dead (2022 Remaster)
7. ポー・フローデン / På Floden / On the River (2022 Remaster)
8. 砂漠 / Sabaku / Desert (2022 Remaster)
9. 誕生日の予感 / Tanjobi No Yokan / Expectation of Birth (2022 Remaster)
10. 濁る空気わるくない / Nigor / Cloudy Air Is Not So Bad (2022 Remaster)
11. Come Maddalena (2022 Remaster)
12. ルーティー・ルーティー / Lutie Lutie (2022 Remaster)