ブラジリアン・ポップ界きっての美貌の本格派女性シンガー、アレクシア・ボンテンポが大ヒットしたデビュー作から4年振りに発表する待望のセカンドアルバム!全編、あのカエターノ・ヴェローゾの「英語」曲のみのカヴァーで構成された意欲作にして、
アコースティックでナチュラルな響きをたたえた素晴らしい作品。

リオ在住の本格派女性ボーカリスト、アレクシア・ボンテンポ。2008年に、マリーザ・モンチの右腕ダヂがプロデュースした『アストロラビオ』(RCIP-0122)でデビュー。その年の女性新人ボーカリストとしてもっとも高い評価と好セールスを記録。さらにピエール・アデルニとのデュオ「ドーシス・カリオカス」名義でのアルバムリリースと来日を経て、ここ日本での人気を決定づけた。

今年はブラジルのカリスマ、カエターノ・ヴェローゾが70歳を迎えるアニバーサリーイヤー。アレクシアは、カエターノがブラジルの軍事政権から追われロンドンに亡命していた時期を中心に作った英語詩の曲のみを収録した、かつてなかったカヴァー集を完成させました。父がブラジル人、母がアメリカ人というコスモポリタンな背景から、最初に習得した言語は英語だったというアレクシア。ナチュラルで温かみのある歌声と表現力は、ブラジル音楽の枠を超え、欧米のシンガー・ソングライターにも比肩しうる内容です。

プロデュースはアドリアーナ・カルカニョットの別名プロジェクト「アドリアーナ・パルチンピン」のプロデューサーで、カシン~ドメニコなどと並ぶ「リオ新世代」一派のデー・パルメイラと、ホベルタ・サーを見出したフェリッピ・アブレウ(フェルナンダ・アブレウの実弟)。

参加ミュージシャンにはホベルタ・サーを手掛けるホドリーゴ・カンペーロ、前述のダヂ、カシン、ドメニコ、そしてマルセロ・コスタなど。大物ミュージシャンがずらりと揃ったさまは、アレクシアの実力と魅力に大きな期待が寄せられていることの証しといえます。

 

Tracks
01. A LITTLE MORE BLUE
02. YOU DON’T KNOW ME
03. SHOOT ME DEAD
04. LOST IN THE PARADISE
05. NINE OUT OF TEN
06. IN THE HOT SUN OF A CHRISTMAS DAY
07. THE EMPTY BOAT
08. LONDON, LONDON
09. IT’S A LONG WAY
10. IF YOU HOLD A STONE