すべてのジムノペディストに捧ぐ。
「フリー・ソウル」「カフェ・アプレミディ」「音楽のある風景」「メロウ・ビーツ」「ジャズ・シュプリーム」など多くの人気コンピを手がけてきた橋本徹(SUBURBIA)監修レーベル「アプレミディ・レコーズ」より、深い内省を秘めたブルーな音楽が胸を打つ「ブルー・モノローグ」シリーズが登場!

心の調律師のような音楽。ニック・ドレイクとロバート・ワイアット、ビル・エヴァンスとキース・ジャレット、ジェイムス・ブレイクとホセ・ゴンザレスとアントニー&ザ・ジョンソンズ、マイルス・デイヴィス『Kind Of Blue』とジョニ・ミッチェル『Blue』……そんな遺伝子を継いだ21世紀の名作たち。
目頭が熱くなるフォーク・ブルースから、魂を揺さぶられるピアノ・ダブまで、切なくも安らかな陰影を刻み、狂おしいほどに夢幻の美しさを追想する“自己との対話”。届けられない祈りと忘れえぬ面影、心の殻を柔らかく溶かす“Daylight At Midnight”が暗闇の先に希望の光を照らす、ポスト3.11のサウンドトラック=救済の歌。

「ジョアン・ジルベルト、ベン・ワット、ニック・ドレイク……独白のような音楽が昔から好きだった。いつか見た夢のように、いつも心のどこかに残っている。
ギターを抱えた、フォーキーで繊細な弾き語りを聴かせてくれる歌手たちだけでない。例えば、2010年の末に出会ったテイラー・アイグスティの『Daylight At Midnight』というアルバム。若く才能あるジャズ・ピアニストが、ニック・ドレイクやエリオット・スミス、ルーファス・ウェインライトなどをカヴァーしていた。かつてビル・エヴァンスが「自己との対話」(『Conversations With Myself』)と名づけた内省的な空気の震えが感じられた。深夜、静かに耳を傾けていると、そこには時代を包むブルーな憂愁が漂っているように思えた。音楽にとって「ブルー」は特別な色だ。」(橋本徹ライナー冒頭より)

 

Tracks
01. Undying Eyes / Mantler
02. Piano Song / Scott Matthews
03. To Build A Home / The Cinematic Orchestra
04. Night Noises / Bonnie ‘Prince’ Billy
05. The Crows And The Rocks / Oddfellow’s Casino
06. Kevadaimus 1951 / Mari Kalkun
07. Fears / Jono McCleery
08. Lost Dub / New Zion Trio
09. Evolution Of Waters / Valgeir Sigurdsson feat. Bonnie ‘Prince’ Billy
10. Daegu Nights / Andrew Morgan
11. Northern Sky / Pigs On Corn
12. Way Go, Lily / Sam Amidon
13. Two Trains / Gareth Dickson
14. Oysters / Meshell Ndegeocello
15. Perfect / Eisa Davis
16. Ooh Child / Dwight Trible
17. Amazing Backgrounds / Eric Chenaux
18. Homesick / Maximilian Hecker