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まず始めに自己紹介と、音楽を作り始めたいきさつを教えて下さい。
やあ、僕はStafraenn HakonというプロジェクトをやっているOlafur Josephsson。僕が曲を書き始めたのは1998年にエレキ・ギターと4トラック・レコーダーを買ってからのことだよ。その当時、僕はSamuel WhiteとSturla Finnbogasonのふたりと、Sullaveiki Bandormurinn (http://www.myspace.com/sullaveiki) というバンドをやっていたんだ。実際そのバンドでは何もリリースはしていないけど。曲はあったんだけど、僕らはそれを世に発表しようという努力をしなかったし、ライヴをしてバンドの名前を広めようともしなかった。だから結局僕らはバンドを解散したんだけど、僕はひとりでギターによる実験を始めて、4トラックレコーダーでたくさんの曲をレコーディングしたんだ。そして、Stafraenn Ha´konの初めてのアルバム『Eignast Jeppa』が生まれた。それは2001年に自主リリースされたんだ。
「Stafraenn Hakon」は何という意味ですか?
「Stafraenn」は「デジタル」という意味だよ。そして、「Hakon」はスカンジナビアの古い名前で、海賊の名前でよく使われた。もっとも有名なのが、「ノルウェー王Hakon」。でもStafraenn Hakonは、王様でも海賊でもなくて、僕の昔の近所にいたただ単に風変わりな青年で、僕の心のなかでデジタル化されている。彼はデジタルというよりももっとアナログ人間なんだけど、デジタルっていうほうが単に聞こえがよかったんだ。
あなたの新作『Gummi』はとっても素晴らしいです!前作『Ventil/Poki』よりもダイナミックでポップなアルバムになっていますが、『Gummi』のコンセプトについて教えてください。また、タイトルの意味は何ですか?
どうもありがとう。『Gummi』はGudmundurのアイスランド語の素敵なニックネームなんだ。しばらくタイトルを悩んでいたときがあって、友達とその話をしていたんだ。そのときに『Gummi』がこのアルバムのためにただ一つの選択肢だと思えたんだよね。アイスランド語では、それは馬鹿げて聞こえるけど、アイスランドの安っぽい吟遊詩人のソロアルバムにはなりえるかなって思うよ。
このアルバムのために曲を書き始めたときは、僕は前作よりもアコースティック・サウンドのレコーディングに焦点を当てたいと思っていた。僕は安いコンデンサーマイクを買って、最近買ったすべての楽器のレコーディングを始めた。アコースティック・ギター、バンジョー、トロンボーン、チェロ、マンドリン、ハープ、ベル、メロディカ、アコーディオン、ピアノ、そしてヴィブラフォンのね。その曲は以前ほどは実験的ではなかったんだけど、それは単にそれらの楽器をレコーディングする施設が僕にはなかったから。基本的にアルバムは前作『Ventil/Poki』と似た構成だけど、よりアレンジが施されて、違う風にプロデュースされているんだ。
『Gummi』では何人かのヴォーカリストが参加しています。あなたはこれまで何年もほとんどひとりで音楽を作ってきましたが、本作は完全に「バンド」サウンドです。それが『Gummi』と前作までの最大の違いだと思います。この違いについてどう考えていますか?なぜヴォーカルを入れようと思ったのですか?
うん、その通り。『Gummi』では違ったヴォーカリストたちが参加している。曲ができていく過程で、ヴォーカルが入る余地があるように思えたんだ。アルバムを完成させるためにDialectのスタジオに行く前に、僕はDanに1曲(「purr purr」)歌詞を書いてもらうように頼んだ。そのときにはすでにベルギーの“AT the close of everyday”のMinco Eggersmanに「Hausi」で歌ってもらっていたんだよ。だからどんなかんじかはっきりと分かると思ったんだ。また、僕はアルバムの1曲でEfterklangの2人と一緒に仕事をしていて、シンガーのCasperが結局「P-Rofi」のために歌ってくれた。最終的にDialectのスタジオに入ったとき、僕はBlindfold / AmpopのBirgirから電話をもらったんだ。彼は何日かミックスとかを手伝いに来たいと言ってくれて、結局、彼は4曲で歌ってくれたんだよね。だから正直に言うと、本当に自然発生的な流れで、起こるべくして起こったってかんじだね。それは本当に素晴らしいことで、僕の音楽でヴォーカルがどのように聞こえるか全く分からなかったんだ。いまではヴォーカルがアルバム全体をもうひと押ししてくれたと思ってる。
レコーディングはどのように行ったのですか?
アルバムの90%を僕のリビングにあるホームスタジオでレコーディングしたんだ。だから、僕がいつもヘッドフォンを付けて作業するようになってから、僕の妻が音がないのにギターを掻き鳴らしているのを聞くことに本当にうんざりしちゃって。『Gummi』のためにアコースティック・レコーディングだけを入れたかったのなら、多分、そこかしこに僕の妻がラップトップをタイプするのや、時折咳をするのが聞こえると思うよ。そう、たまに僕は夏休みと冬休みはアイスランドでレコーディングをするんだ。10%はUKのレディングにあるDialectのスタジオでレコーディングを行ったよ。すべてのドラムとヴォーカル、それといくつか付け足したサウンドなんかをね。
アルバムに参加している人たちについて教えてください。Blindfold/AmpopのBirgirの貢献が印象的だと思いますが、彼について教えてください。どのようにして会ったのですか?
僕とBiggiはずっと昔から知り合いなんだ。初めて彼に会ったとき、彼は僕のアイスランドで一番の親友の妹のボーイフレンドだった。それで僕らは音楽に関して共通の趣味を共有したんだ。主にソニック・ユースだけど。僕は彼のバンド「Panorama」(後に「Sinn Fein」)の大ファンだった。それから彼がAmpopのメンバーになったとき、僕は自分のデビューアルバムの音源をあげたんだ。彼が気に入ってくれると思ったからね。それからだね。僕らがたまに一緒に音楽を作ったりし始めたのは。僕はAmpopのライヴに何度か参加したり、彼らの『Made for Market』というアルバムに参加したんだ。ちょうど彼らがよりエレクトロニックで実験的になっていたときにね。Blindfoldのプロジェクトを彼が始めて、僕もそれにかなり参加したんだ。3曲で基本的な曲を書いて、それらの曲でギターも弾いたよ。
Samuel Whiteは僕がStafraenn Hakonを初めてから、いつも最も重要な参加者なんだ。彼は僕の右手だとすら言える存在で、曲作りやライヴで貢献している。『Gummi』と『Ventill/poki』で3曲ずつ、そして、『Skvettir edik a ref』と『i´ astandi rjupunnar』で2曲ずつで曲を共作しているんだ。僕らのコラボレーションは99年に僕らのバンドSullaveiki Bandormrinnが解散してからもずっと続いている。Daniel LovegroveもまたいまではStafraenn Hakonの大きな部分を握っている。彼はすべての生ドラムや、付加的なベースやギター、シンセで貢献しているんだ。彼は本当に天才で、僕は彼がもっととても素晴らしいDialectのサウンドで注目されることだけを祈っている。でも彼は自分のことに関しては怠け者のロケデナシだからねぇ・・・(笑)
どうしていまはデンマークに住んでいるのですか?また、どのくらい住んでいます?
デンマークに3年以上住んでいるよ。僕は自分の勉強を続けるためにデンマークに来たんだ。いまは僕はインデペンデント映画のサウンドデザイナーとして働いているよ。
何人かのアイスランドのアーティストは日本でも人気があります。特にSigur Rosやmum、そてにKitchen Motors周辺とか。彼らとは知り合いですか?
うん、シガー・ロスとかムームとかは世界中で人気があるから、日本で人気があるのも当然だよね。彼らのことはあまり知らないんだ。彼らの何人かと簡単に挨拶を交わしたくらいだね。Kitchen MotorsのKristi´nとか他の人たちにベルギーのフェスティヴァルで会ったけど、みんないい人だった。でも彼らはとても仲がいい親密なファミリーのようなものだからね。
音楽や、あるいはその他のことで影響を受けたものはありますか?
影響を具体的に示すのは不可能だよ。あらゆる違った物事が僕の作品に影響を及ぼしている。音楽の聴き方も時と共に変わっていくし。7年前はもっとロックぽいものを好んで聴いていたけど、いまではたとえばHeliosとかのエレクトロニカに本当に入れ込んでるし、Lou Barlowの音楽に何年も憧れているんだ。特に昔のローファイは素晴らしいと思うよ。また、Papa Mの作品、特にAerial MのファーストとPapa Mのファーストは僕の音楽スタイルに大きな影響を与えた。あらゆる種類の作品が僕の音楽世界に影響を与えているのさ。たとえばソニック・ユースの『Silver Sessions』は大きな衝撃だったよ。ああいうドローンギターサウンドを僕は毎晩寝る前に聴いていたんだ。
最近のお気に入りのアルバムを5枚挙げてください。
Helios − eingya − type records
goldmund - corduroy road − type records
max richter − songs from before − fatcat
Sunn O))) − the black one −
b.fleischmann - the humbucking coil − morr
今後の計画について教えてください。
うん、いまは新しいレコードをリリースすることにただ興奮しているだけだよ。それに合わせてツアーも回れたらいいなって思ってるよ。バンドと一緒にライヴで演奏できたら素晴らしいね。前回ツアーしたときはとても素晴らしい時を過ごせたから。日本は旅行するのに最高の場所だと思うよ。また、僕はいくつかのプロジェクトにも関わっているんだ。いまは僕の友人のLarus Sigurdssonと一緒にCalderというプロジェクトのために新しい曲を作っている。前作はインプロのアンビエントギターアルバムだったんだけど、いまは、クラシックギターやハープ、ピアノ、ドローンギターとかを使った、もっと音楽的なものを作ってる。あと、しばらくは僕のPCのハードディスクドライヴに残してある使い古しのマテリアルの作業を続けてていたりもするよ。ちょうどいま、それを使って、もっとエレクトロニカ寄りのものに打ち込もうかと思ってるんだよ。それをいつかアルバムとしてまとめたいね。できればいつか。曲はほとんどできてるし、エキサイティングだからね。
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