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インタビュー作成:小野 肇久/真加部 輝邦
Fleeting Joysの二人がインタビューに答えてくれました。途中でロリカは居なくなってしまったようですが....
01. まず最初に自己紹介と楽曲の作り方のついて教えて下さい。
ロリカ:メンバーはジョン・ローリング (ギター/ヴォーカル/ベース/キーボード/サンプラー)とロリカ・ローリング(ベース/キーボード)の2人。サポートメンバーにマット・マコード(ドラム)とクリス・ウッドハウス(ドラム)。ジョンも私も曲を作るの。お互いのパートについても意見を出し合って、どちらが書いた曲であっても、二人が気に入ったものしかやらない。たいてい、マットには、私たちがどんなことをしたいのか伝えて、それで彼がどうやるのか見てみる、って感じね。こういう風にプレイしてほしい、って具体的に言うこともあるし。一緒にプレイしてるうちにあっという間に出来上がる曲もあるけど、大体はそれぞれが自分のパートを書いて、綿密にそれらを組み合わせていくの。すごく時間をかけて作ったものをめちゃくちゃにすることもしょっちゅうよ。
02. それぞれいつ音楽を作り始めたんですか? Fleeting Joysはどういう経緯で始まったんですか?
ロリカ:ジョンが初めてバンドを組んだのは高校生のときで、フォーム・ラバー・ドッグっていうパンクバンドだった。ギターの弾き方も知らなかったし、コードもなかったのよ!最初がそんなだから、後は良くなっていくしかないってわけ。当時はパンクバンドがいっぱいいて、しばらくはその流れの中にいたんだけど、彼がコクトーツインズの『ピンクオーペイク』に出会って。あのアルバムのおかげで、ジョンは天使を見たときのような、死にたくなるほど美しい何かを感じたのよ。それから彼はテキサス州オースティンへ行って、そこで音楽シーンに没頭した。そこでの経験と影響から、彼はビンテージのチューブギアの虜になり、ソングライティングの才能を獲得したってわけ。
それから間もなく、共通の友人が私にジョンを紹介したの。私は当時、地元のレコーディングスタジオでエンジニアとして働いてたわ。ブラック・フラッグや、当時のアイコンだった数々のパンクバンドのレコーディングを担当したスポットという有名なエンジニアのアシスタントをしてたのよ。彼がオースティンに移るまではね。私はニュー・オーリンズで育って、他の女の子たちと一緒にカトリックの学校に通って、地元のラジオ局でインターンをしながら、いくつかのバンドで歌ってたわ。オースティンの大学に通ううちに、自分の一番学びたいことは音楽に関わる仕事をするためにはどうしたらいいか、ってことだって気がついたの。
最初は、ジョンの曲をタダでレコーディングしたりしてた。だって、それまで聴いたどんなものよりも良かったから。そのうち、一緒にプレイするようになって、それから間もなく運命のいたずらで二人はカリフォルニアへ……そこでマットを紹介されて、『despondent transponder』をレコーディングしたのよ。
03. それぞれ影響を受けた作品は何ですか?
ジョン:
1. The Cocteau Twins 「Pink Opaque」
2. MBV「Loveless」
3. The Beatles 「Revolver」
4. Thurston Moore 「Psychic Hearts」
ロリカ:
1. The Cure 「Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me」
2. MBV「Loveless」
3. Sonic Youth 「Dirty」
4. Swervedriver 「Mescal Head」
ロリカ:いつもはアルバム単位じゃなくて、曲単位でいろんなバンドのいろんな曲を聴いてるから、何枚だけ答えるのは難しいわ!
04. シューゲイザーとの出会いはいつですか?
ジョン:ロビン・ガスリープロデュースのラッシュ・ガラのアルバム。
ロリカ:ドロップ・ナインティーンズのデラウェア。
05. 日本のファンはMY BLOODY VALENTINE、The Jesus And Mary ChainとFleeting Joysを比べて聴いていて、彼らから多くの影響を受けていると思います。お二人はMY BLOODY VALENTINE、The Jesus And Mary Chainのことをどう思っていますか?
ジョン:どちらのバンドからの同じ衝撃を受けたよ。「なんだこれは、めちゃくちゃ変なのに最高に美しいじゃないか」ってね。どちらも一目惚れみたいなものさ。完璧で、天使のようで、強烈に個性的な曲が、ジャクソン・ポロックの抽象画のようなエネルギーに包まれていて、圧倒された。
ロリカ:こういう音楽でプレイされる美しいディストーション・コードの繭に包まれてずっと過ごしていたかったの。今年サンフランシスコで初めてマイブラを見たんだけど、最高の体験だったわ!宇宙に連れていかれるみたいな心地がしたの。
06.私は最近の米国のシューゲイザーの状況を詳しく知らないのですが、いま米国ではどういった状況ですか?多くのシューゲイザー・バンドがいるんでしょうか?
ロリカ:シューゲイズ・サウンドに興味のあるバンドはたくさんいるみたい。でもその中で自分らしいことをやってる人たちはあんまりいないわね。
07. 米国で最も有名なシューゲイザー・バンドは?
ロリカ:私たちよ!(笑)誰か他の人に聞いてみたら??
08. ずばり!今好きなバンドは?
ジョン:多すぎて言えないよ…ロリカは今ちょっと休憩中で、今僕が持ってるのはi-podに入ってるロリカが誕生日に作ってくれた古いプレイリストだけ…その日はとてもいい天気でプールサイドにいて…だからプレイリストの中身を聞いたら驚くかもね! Duchess Saysのダンス・リミックス、Gang Gang Dance、Crystal Castles、Simian Mobile DiscoにSantogold、Kid Sister、,Glitch MobのMatty Gリミックス、それからDead Meadow、Assemble Head in Sunburst Sound、Amon Duul、Jimi Hendrix(Stephen Cosbyによるレコーディングのもの)、Pink Floyd、オーストラリアのシューゲイズバンドがいくつか、それにThe Ravonettes、The Kills、 Mercury Rev、The North Valley Subconscious Orchestra、Gary HigginsにThis Mortal Coilだね。
09. fleeting joysの音楽はThe Velvet Undergroundsのような60年代のロックバンドからの影響強く受けていると思うんですが、どうでしょう?
ジョン:もちろん受けてるよ! Led Zepplin, Yardbirds, Velvet Underground, Amon Duul,
Cream, The Whoとかね。
10. 1stアルバム「DESPONDENT TRANSPONDER」が広く日本で受け入れられたんですが、どうしてだと思いますか?
ジョン:なぜ日本で僕らのファーストアルバムがこんなにも受け入れられたかってこと? そんなのわかんないよ! パワーと美しさが融合してたからとか?僕らにとって日本っていうのは伝統と未来的なビジョンのバランスをうまく実現させたカルチャーを持つ国なんだ。
11. ここから最新作「Occult Radiance」について聞きたいんですが、作詞/作曲はどちら?
ジョン:僕ら二人の間で有機的なプロセスを辿って曲ができるんだ。誰がどんな風に何を変えたのかハッキリ思い出せないことも時々ある。でも、ギターかベースで曲のアイディアを作り始めるっていうのはきまりだね。頭に浮かんだ言葉を僕が入れたり、ロリカがすでに歌詞を考えていたりすることもあるよ。曲のアイディアやパーツが不足するってことはないね。最後にはパズルのピースみたいにパーツがひとつになるんだ。
ジョン:「occult radiance」を作ってる間、マットが離れて、クリスがドラムを叩くようになった。僕らはみんな、お互いの家に歩いて行けるくらいの近所に住んでるんだ。 amon duulとthe whoにハマってて、それっぽいリフを思い起こさせるようなドラムを叩いてくれないか、ってクリスに頼んでみたら、自分たちでも気がつかないうちに、このアルバムは僕らが当時ハマってたものに似た雰囲気のものに仕上がってたよ。マットが戻ってから、彼のドラムのパワーによってもっとオリジナルなサウンドへと戻ったんだ。
12. CDのアートワークは誰が作ってるんですか?
ジョン:雰囲気がしっくりきたときに写真をビデオを自分たちで撮ってるよ。二人ともグラフィックデザインをやるから、アイディアが浮かんだら何でも自分たちで試してみるんだ
13. アルバムタイトル「Occult Radiance」の意味を教えてください。
ジョン:ただこの言葉が思い浮かんで、それがこのアルバムにまさにぴったりだってことになって…魔除け…それは特別な時にオーラを高めるために使われるもので…インドのヒンドゥー教の導師に導いてもらったんだ。
14. レコーディング時にお気に入りのエフェクトとかあります?
ジョン:overdriven power tubesだね。
ライブを見た人はたいてい、ジョンがペダルを少ししか使わないのを見て驚くけど、でも彼はそれでオーディエンスが期待してる音を出せるのよ。
15. ライブについて聞きたいんですが、3人で演奏してるんですか?
僕ら三人だけだよ。でも、ライブで訪れたそれぞれの街からゲストミュージシャンを迎えるっていう案を今ちょうど検討してる。このアルバムには、ライブでどうやって楽しむか、っていう可能性がたくさんあるからね。
16. いままでどんなバンドと一緒にライブをしましたか?
Ulrich Schnauss、Manual、The Meeting Places、Experimental Aircraftの Rachel Goldstar、Christopher Willits、それと一緒にフェスに出演した地元のバンドたち…
僕らは世捨て人だから、クラブにもあまり行かないし…それよりもスタジオにいるほうが好きなんだ。でもこのアルバムが完成したらもっと外へ出かけたいと思ってるよ。
17. 最後に...日本で演奏してくれますか?
日本でもぜひプレイしたいと思ってるよ。誰かアレンジしてお金を払ってくれる人がいれば、いつでも行くよ!
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