世界初!噂の「ナード・ヒップホップ」のすべてが詰まったコンピレーションが遂に登場!

アンチコン以降、ますます拡がりを見せるヒップホップの新潮流。ジョシュ・マルティネスやsosoといったアーティストのブレイクにより、一躍脚光を浴びているシーンの全貌を網羅する初めてのコンピレーション決定盤!入門編としても最適な1枚。

hueから国内盤がリリースされているジョシュ・マルティネス、soso、ケイヴメン・スピーク、ノルトらお馴染みのアーティストをはじめ、シーンを代表する15組16曲を収録。うち、なんと14曲が未発表曲!!

 

Tracks:
01. ZUCCHINI DRIVE
Good Music & Indian Food (Nuccinimix)
02. CESCHI
Proof of Love
03. CAVEMEN SPEAK
Backbone (Extended version)
04. NOLTO AND FACTOR
Loman’s Lament
05. DAVID RAMOS
Morning Sun
06. JOSH MARTINEZ & PISSED OFF WILD
Outlaws
07. NUCCINI!
Your Father’s Head
08. soso
Waiting Under a Wax Paper Sky (Maki remix)
09. IRA LEE AND FACTOR
Die
10. EEKWOL
Catch Me
11. EPIC
On the Run Near Moose Mountain feat. Ira Lee
12. ESCAPE ARTISTS
Peripheral Pulse
13. NOAR23
Spider Dollie
14. JOSH MARTINEZ
Piranhas
15. LOSAKA
Rise and Fall
16. METOROPOLIS NOW
Another Tomorrow

 

アーティスト・プロフィール

 

Zucchini Drive (Belgium/Sweden)
ベルギーのCavemen SpeakのSiazと、スウェーデンのStacs of StaminaのMarcusGraapのふたりによるサイド・プロジェクトとしてスタート。2003年、The World After 4/02名義でアルバム『Vikings & Waffles』をリリース。ユニット名をZucchini Driveと変えて再 スタートし、2006年、Styrofoam、Alias、Markus Archer、B.Fleischmannら豪華アーティストが参加したコラボレーション・アルバム『Being Kurtwood』が話題となった。本作収録曲は、アルバムに収録されたPopulousプロデュースの「Good Music & Indian Food」のCorrado Nucciniによる原曲を凌駕するリミックス(12″『Easy Tiger EP』に収録)。

 

Ceschi (USA)
米コネチカット在住のアーティスト。Anonymous Inc.、Toca、Dead By Wednesdayといった数々のグループの中核メンバーとしてヒップホップ/インディーロック/ハードコア…とジャンルを越えた多岐にわたる活動を行っている。2004年リリースの1stソロ『Fake Flowers』は本国アメリカで成功を収め、ここ日本でも絶賛された。待望の2ndソロ『They Hate Francisco False』を間もなくリリース。本作は新レーベル「Tint」より国内盤もリリース予定。本作収録曲はCeschiの新境地を切り開く名曲。

 

Cavemen Speak (Belgium)
2000年にベルギーのフランドル西部のコルトレイクにて結成。メンバーはThe Boring Siaz、The Homesick Nomad、Dan & the Idiotの3人。Buck65、Sage Francis、Themselves、Alias、Murs、Beans、Boom Bip、Josh Martinezといったアーティストたちとのヨーロッパでのライヴ共演で名を馳せていた彼らは、これまでに5枚のアルバムを残している。最新作『Tell All Residents』がhueから国内盤化され、注目を集めた。なお、Nomadのソロ・アルバムは5月にhueからリリースされる。本作には、Nomadのソロ・アルバムのなかでも1,2を争う名曲にSiazのヴォーカルを加えたヴァージョン。

 

Nolto and Factor (Canada)
カナダのサスカトゥーンの名コンビ。Side Roadレーベルを主宰するプロデューサーFactorは、2004年以降、持ち前のリリカルなプロダクションを武器に名作を連発してきた。そのSide Roadクルーのなかでも中心的MCと言える のがNoltoは、2枚のアルバム『All Over The Right Here』『Red All Over』でその人気を確立。日本の音楽を愛する彼のうたフロウは実に印象的。また、1st収録の名曲「Carly」が、トゥモローランドが展開するブランド「Edition」の2005年秋冬のカタログ付属のコンピレーションCDに収録された。

 

David Ramos (USA)
Ceschiの弟でもあるDavid Ramosは同じく、Anonymous Inc.、Toca、Dead By Wednesdayのメンバーとしても活動。凄腕のドラマーであり、才能あるラッパーで、「Jesus Taylor Thomas」という名前で活動するシンガーソングライターでもある。2005年には1stソロ『Jesus Taylor Thomas』を米Beyond Spaceよりリリース。

 

Josh Martinez & Pissed Off Wild (Canada)
ヴァンクーヴァー在住のカナダNO.1 MC。最新作ソロ作『Midriff Music』は国内盤もリリースされ、大ヒットを記録した。Sleepとのユニット、The Chicharonesとしても活躍。今年2月に行われたSleep、そしてGalapagos4のMakerとのジャパン・ツアーを大盛況で終えたばかり。また、自身がヴォーカルを務めるロック・バンドPissed Off Wildとしても活動している。このバンドの1stリリースも今年の夏に予定されている。本作にはJosh Martinezの最新ソロ曲と、Pissed Off Wildによる迫力の生バンド曲の2曲を収録。

 

Nuccini! (Italy/Belgium)
イタリアのポストロック・バンドGiardini di Miroの中心人物Corrado NucciniがCavemen SpeakのSiazとコンビを組んだユニット。「ポストロック+ヒップホップ」を実践し、そして見事なケミストリーを起こしている。米フロリダの実力派ラッパーBleubirdと、Cavemen SpeakのNomadもヴォーカルで参加したアルバム『Matters of Love and Death』はドイツの2nd recより近日リリースされる。アルバムで一番のアッパーソング「My Father’s Head」を先行で収録。

 

soso (Canada)
カナダのサスカトゥーンという街を拠点に活動するプロデューサー/MC/デザイナーであり、Clothes Horse Recordsレーベルを主宰し、日本でも熱狂的に支持されるアーティスト。昨年リリースの最新2nd『Tenth Street and Clarence』は、ネット上で話題沸騰、媒体上での反応はそれほど多くはなかったが、口コミで売れに売れ、昨年のベストディスクに挙げた人が多数出現するほど受け入れられた、間違いなく現時点でカナディアン・ヒップホップ史に残る名盤。本作には、そのアルバムのなかの「Waiting Under a Wax Paper Sky」の盟友Makiによるリミックスを収録。リミックスと言えど、ヴォーカル・パートを再録した全く別の曲に仕上がっている。

 

Ira Lee and Factor (Canada)
Ira Leeはカナダはレジャイナ在住のMC/プロデューサー。Frek ShoやDead Can’t Bounceの一員としても知られていたが、新たにSide Roadクルーに加わり、2005年にFactorプロデュースで素晴らしい1stアルバム『Cafeteria Food』をリリース。個性的なキャラクターを持っているわけではないが、淡々としたデリバリーが耳に馴染む。2ndアルバムが今年秋頃にリリースされる予定。本作にはそのアルバムから「Die」を先行で収録。

 

Eekwol (Canada)
サスカトゥーン在住の女性MC。Factorの2枚のコンピにMCとして参加し、一躍脚光を浴びた。Living LegendsのLuckyiam PSC、Eighなどのプロデュースを手がける兄のMilsとのコンビでリリースした1st『Apprentice to the Mystery』が、2005年のCanadian Aboriginal Music Awardsでベスト・ヒップホップ・アルバムに輝いた実力派MC。本作収録曲「Catch Me」もMilsプロデュース。持ち味である骨太でかっこいいラップを聴かせてくれている。

 

Epic (Canada)
カナディアン・ヒップホップの重鎮MC。同じサクカトゥーンの盟友sosoとのコンビで2枚のアルバムを残している。その独特の声とフロウを聴けば、Epicが歌っていると誰しもすぐさま認識できる唯一無二の存在感。ついたあだ名は「ヒップホップ界のトム・ウェイツ」。昨年末リリースされたCavemen SpeakのNomadとのコラボレーション・アルバムも話題に。本作にはIra Leeをフィーチャーした楽曲「On The Run Near Moose Mountain」を収録。プロダクションはMakiが担当。

 

Escape Artists (USA)
Ahmuse、Aamir、Xczircleの3人による米ロサンゼルスのグループ。1999年結成、これまでに3枚のアルバムをリリースしている。2mex、Tommy V、Awol One、Radioinactive、Thesis Sahib、Cavemen Speakなどさまざまなアーティストとコラボレーションを重ねてきており、アーティストからの信頼も厚い。リーダーでありプロデューサーのXczircleの重厚なビートも素晴らしいが、紅一点Ahmuseの個性が光る。XczircleとAhmuseは、Beyond Space系の新レーベルNet31からそれぞれソロ・アルバムをリリースする予定もあるという。

 

Noah23 (Canada)
カナダはオンタリオ在住のMC。異色のレーベルPlague Languageを主宰し、ドイツの2nd recからリリースした2枚のアルバム『Quick Sand』(2nd)、『Jupiter Sagittarius』(4th)が日本でもヒットした、人気と実力を兼ね備えるアーティスト。カナディアン・ヒップホップの閉塞感を象徴していたと言えるPlague Languageは、現在はレーベルとしての機能を停止してしまったが、Noah23は近々、新レーベルを立ち上げる予定とのこと。

 

Losaka (USA)
熱狂的ファンを多く抱える、米ニューヨークのアンダーグラウンド集団Fingerprintクルーの中心人物であるMC/プロデューサー。Hand Held Aspectsや、Neanderthal Youthといったグループの一員でもある彼は、2004年に1stソロ・アルバム『Porqueria』をリリースしている。自らプロデュースもMCもこなす万能型であり多作家である彼が本作のために書き下ろしてくれた「Rise and Fall」は、心地よい高揚感を与えてくれる名曲。

 

Metropolis Now (Canada)
Def3、Forgetful Jones、Kay the AquanautというSide Road クルー3人からなるユニット。2006年2月に1stフル・アルバムをリリースしたばかり。プロデュースはもちろんFactor。Side Roadのなかでは地味なメンツだが、その分、レーベルの実力を証明している。本作にはアルバムの最後を華々しく飾る超名曲「Another Tomorrow」を収録。Nolto、Cam the WizzardもMCで参加したこの曲の素晴らしさは聴いてもらえれば明らかだが、本コンピの最後を飾るに相応しい、カナディアン・ヒップホップ史に残るアンセム