新世代「ベッドルーム・ヒップホップ・フォーク」

要注目のヒップホップ・ユニット=Cavemen Speakのメンバーとして、また、カナダのMC Epicとのコラボレーションなどでも圧倒的な存在感を放っていたNomadが遂にソロ・デビュー!!ベルギーの小都市のとあるベッドルームから届けられた、ラップトップ世代のラッパー・ソング・ライター(RSW)による唯一無二の「ヒップホップ・フォーク」。

「ポスト・アンチコン」の枠を越え、いま、世界中から続々と飛び出す新世代のヒップホップのかたち=「ナード・ヒップホップ」。自由な感性でポストロック、エレクトロニカを通過した、新しいヒップホップを鳴らす注目の新潮流としてジャンルの枠を越えて注目されている。なかでも一際熱狂的に支持されているのが、このNomad。
もともと優れたビートメイカーでもあった彼は今回、作詞・作曲やヴォーカル、楽器演奏に至るまですべてを自分ひとりで、自分の家で行っている。また、本作にエンハンスド仕様で収録されている名曲「Boardercross」のユニークなヴィデオ・クリップ、そしてそれと連動した手作り感溢れる素晴らしいアートワークのデザインもNomad自身の手によるという、まさにどこを切ってもノマド・ワールド。
サンプルをほとんど使わない、ギターやグロッケン、平熱のビートを刻むドラムマシーンなどによるシンプルな楽器のみで構成されたローファイな楽曲群が持つ、“奇跡のメロディー”。ユーモア溢れるリリックから感じられる独特の暗さともの悲しさ。子供のような残酷さと淡々とした日常の息づかい。そしてファンタジー。一度聴いたら忘れられないNomadの声だけが耳のなかで鳴り響き、濃密なベッドルームの空気に包まれるとき、もはや誰もがその世界観の虜だろう・・・。
アンダーグラウンド・ヒップホップ・ヒーローから、一躍インディーロック界の注目バンドに躍り出た、アンチコンのWhy?に唯一拮抗できる奇才が放つ2006年最高のポップ・アルバムの誕生。

 

Tracks:
01. Boardercross
02. Shadowanimals
03. Backbone
04. Apples
05. Left Hand/Right Hand
06. Dirt
07. Brody
08. Lemon Tea
09. Give Up
10. Yesterday
11. Take It Back Yo!
12. Hahaha