こころのトゲを取り除くやさしさとぬくもりに満ちた歌声
2008年の隠れた名盤が再発

聴くもののこころのトゲを取り除くやさしさとぬくもりに満ちた歌声を持つシンガー・ソングライター、シャンタル・アクダ。ベルギー在住のオランダ人アーティストである彼女がかつて行っていたソロ・プロジェクト「スリーピング・ドッグ」が2008年に残した傑作2ndアルバム『Polar Life』が再発。
 
彼女と同じブリュッセル在住のアーティストで、Stars Of The Lid / A Winged Victory For The Sullenで活躍するアダム・ブライアンバウム・ウィルツィーが1stに続き、サウンド・プロダクションで全面的に関わっています(のちにスリーピング・ドッグは彼を加えたデュオ編成となります)。
 
シャンタル・アクダのかけがえのない歌声に寄り添うピアノ、アコースティック・ギターを中心としたぬくもりのあるシンプルなメロディー。そしてアダム・ウィルツィーがもたらしたストリングス・アレンジと、繊細なアンビエントとエレクトロニクスのアレンジメントを施したアンビエント・フォーク・サウンドはリリースから10年以上経ったいまも決して古びていません。
 
まるでこどもをあやす子守唄のように、静かにやさしく歌われるシャンタル・アクダの歌は秘宝のように長年埋もれてきましたが、いまこそ多くのひとに届くべきものです。スローコアやフォークトロニカ、ベッドルーム・ポップ好きにとってもおすすめできる名作です。
 
Christina Vantzouのオリジナル・アートワークを元にMachinefabriekことRutger Zuyderveltが新たにデザインした新装アートワーク(紙ジャケット仕様)。
 
 
<トラックリスト>
1. Prophets
2. Your Eyes
3. Polar Life
4. The Sun Sinks In The Sea
5. Sunshine Daylight
6. When It Lies
7. Alleys
8. Little One
9. Ardennes
10. If Only (Sophia)