■このリイシューは僕らに既存の「アフリカのジャズ史」を書き換える必要を教えてくれる。
  ― 柳樂光隆(Jazz The New Chapter / ライナーより)
■遂に世界が発見した歴史的大名盤。発売当時ジャイルス・ピーターソンが気づいていたなら、
 “エクレクティック”と称賛したに違いない。
  ― 橋本徹(サバービア / Apres-midi ホームページ掲載の推薦コメントより)
 
2001年に27歳で夭逝した南アフリカ・ジャズ・ピアニストの最高峰と讃えられる伝説的存在、モーゼス・タイワ・モレレクワが1998年に発表した歴史的大名作セカンド・アルバムが日本盤CD盤リイシュー!ジャズ/アフロ/カリビアン/クワイト/ブロークンビーツ〜ドラムンベース/ソウル〜レゲエまで多種多様な要素を、アフリカならではの生命力とスピリチュアリティーで包み込んだ、あまりに素晴らしい大傑作!

 

シャバカ・ハッチングス、カイル・シェパード、ボカニ・ダイアー、マブタ、べンジャミン・エフタ、タンディ・ントゥリと才能の宝庫と化した現在の南アフリカ〜UKのジャズ・シーン興隆前夜、これほど素晴らしい才能が現れ、そして惜しくも亡くなっていた……。2001年に27歳で夭逝した南アフリカ・ジャズ・ピアニストの最高峰と讃えられる伝説的存在、モーゼス・タイワ・モレレクワが1998年に発表した歴史的大名作セカンド・アルバム。
チューチョ・ヴァルデス(キューバ)、フローラ・プリム(ブラジル)、ブリス・ワッシー(カメルーン)といった国境もジャンルもこえた幅広いゲストを迎え、ジャズ/アフロ/カリビアン/クワイト/ブロークンビーツ〜ドラムンベース/ソウル〜レゲエまで多種多様な要素を、アフリカならではの生命力とスピリチュアリティーで包み込んだ、あまりに素晴らしい大傑作にして、20年前の作品でありながら現在進行形でダラー・ブランドから現代の南ア・ジャズまでの歴史をつなぐ”Kwaito Jazz”の金字塔(90年代以降のクワイトを始めとする南アフリカのクラブ・ミュージックを踏まえたジャズのエポックメイキングな最重要作)。
 
たおやかでメロウなM1に始まり、ブロークンビーツ〜ドラムンベース的なシャープなリズム感覚が冴えるM2、親指ピアノも印象的なスピリチュアルなM3と、オープニングから芳醇なアフロ〜カリビアンの風合いも感じさせる至高の名曲がずらり並びながら、歴史に埋もれそうになっていた本作(当時はCDのみのリリース)が、南アフリカのジャズの知られざる遺産を数多く発掘する英MATSULIレーベルによりヴァイナル・リイシューされたのが2018年4月。瞬く間にジャズ・リスナーからDJまで大きな話題となりここ日本でも入荷即完売が続いていたが、このたびApres-midi Recordsよりオリジナル盤アートワーク(ジャケットの表情も素晴らしい)を忠実に再現し日本盤CDとしてリリース決定!
日本盤ライナーノーツ:柳樂光隆(Jazz The New Chapter)
 
 
<収録曲>
 01. Tsala
 02. Spirits of Tembisa
 03. Down Rockey Street
 04. Itumeleng
 05. Sogra (Mmatswale/Mamazola)
 06. Genes and Spirits
 07. Kwaze Kwangcono
 08. Rapela
 09. Dance to Africa
 10. Ntatemoholo
 11. Wa Mona *
  * オリジナルCD未収録曲
 
 
 All songs composed & arranged by Moses Taiwa Molelekwa
  except 02 by Moses Taiwa Molelekwa & Andrew Missingham
 Produced by Moses Taiwa Molelekwa & Andrew Missingham
  except 08 by Moses Taiwa Molelekwa & Brice Wassy
  except 09 by Moses Taiwa Molelekwa & Jose Neto
 Executive Producer: Robert Trunz at M.E.L.T. 2000
 
 
M① Tsala

 
 
アルバム試聴(全曲60秒程度の抜粋となります)