duennの作品コンセプトは一貫して「間と無で構成されている抽象的な音楽」である。
実験的な作風で知られる新進気鋭の写真家横田大輔氏のインタビュー記事の「現実をありのままに記録するのではなく、それらを一度解体し、新たなイメージを醸成した実験的な作風で写真の可能性を追求している」という発言にインスパイアを受けたことから制作が始まった。
横田氏の作品はどれも素晴らしいものばかりだが、その中でも「untitled」と名付けられた写真に強く惹かれるものがあり、この写真を眺めながら「何かに導かれるよう」にして出来上がった作品が今回の「A message」である。
ちなみに今回の作品タイトルのヒントをくれたのはナカコーことKoji Nakamura氏である。理由は「何となく」という事なので彼もきっと「何かに導かれるように」して浮かんだ言葉なのかもしれない…音にも写真にも言葉は無いが、時には言葉以上に雄弁だったりするとという意味を込めて「A message」というタイトルを名付けた。
結局のところ、今回の作品が何に導かれたのかは分からなかったが、この作品がこれから何十年後も何百年後も存在する時に初めて見えてくるのかも知れない。