ARAKI Shin 5年ぶりとなる渾身のフル・アルバム。
“PRAYER” (祈り) と題された本作は、その沈黙の期間に訪れた「出会い」と「別れ」への祈りであり、人生において誰もが経験する、儚い奇跡への賛美の記録である。

 

ARAKI Shin自らがピアノ、オルガン、サクソフォン、フルート、クラリネット、ギターを演奏し多重録音した「一人オーケストレーション」は、今、ポスト・クラシカルにおける未踏の地へ辿り着いた。
 
その作編曲は、全ての管弦アレンジを担当したharuka nakamuraのアルバム等でも知られ、一般リスナー、専門家のいずれからも大きな賞賛を浴びたが、本作において更に彫琢された姿として、待ち望まれた全貌を現した。
 
更に曲により加わる上杉優、喜多村みかによる歌詞の無いヴォーカル、そして斉藤功のパーカッションは、生演奏でありながら、明白にアンビエント的世界観を描き出している。
 
アートブックの体裁をした美しいジャケットは、前田夏子(écume de mer)によるペーパー・コラージュ作品を収録。フランスの古書、あるいは聖書を想起させる美しいアートワークは、本作品におけるもう一つの見所となっている。
 
永く聴くに値する、真に良質なものを提供するため、音楽からアートワーク、印刷、装丁に至るまで、磨きぬかれた一作である。

 

Track list :
1. Old River
2. Into the Light
3. Flags and the Gate
4. 庭園の風
5. Why Did You Have to Go
6. After the Funeral
7. Gifu Honda
8. Anonym Gallery (Orchestra)
9. Anonym Gallery (Vocal)
10. Stars
11. Reborn


 

【 ARAKI Shin / 荒木 真 プロフィール】
これまでにアルバム“A SONG BOOK”,“HALLS”をRONDADEレーベルより発表。サポートとしてakira kosemura、EXILE、haruka nakamura、永山マキ、vusik(関口シンゴ)等多数アルバムに参加ほか、アパレル、写真家や舞踏家等のアーティストとのコラボレーションを行っている。“Jazz Collective”の一員としてロシア政府より招聘を受け演奏。