The Leisure Society – Arrivals & Departures


Ego Drain Records
AMIP-0165
国内流通盤CD
2,600円+税

 
「上質なポップ・ソング」の代名詞=ザ・レジャー・ソサエティ
デビュー10周年に届けられた最新作はブライアン・イーノも参加した2枚組力作!

英国作曲家協会が主催する由緒正しき音楽賞アイヴァー・ノヴェロにおいて、インディーながら2年連続で最優秀楽曲賞にノミネートされる異例の快挙でブレイクしたUKのチェンバー・ポップ・バンド、ザ・レジャー・ソサエティ。そのブレイクのきっかけとなった名曲「The Last Of Melting Snow」およびデビュー・アルバム『The Sleeper』からちょうど10年。通算5作目となる最新作がバンドが新たに立ち上げた自主レーベルEgo Drain Recordsから届けられました。

前作『The Art Of Hanging On』から数えること4年。このアルバムの完成までの過程は決して簡単なものではありませんでした。前作リリース直後、バンドのソングライターでフロントマンのニック・ヘミングと、バンドのフルート奏者ヘレン・ウィテカーの離別が起こり、その結果、ニックは長年暮らしたブライトンから移住することに。その後18ヶ月に渡り、いくつかの場所を転々とし、重大な別れと折り合いをつけながら書き連ねた曲のデモがこの2枚組の大作『Arrivals & Departures』の礎となりました。

ニックが転々としたUKのピークディストリクト、コッツウォルズ、そしてフランスのリシュリューのアパートの他、ロンドンのユニオンチャペル、ザ・キンクスが創設した名スタジオ、コンク・スタジオなど様々な場所でレコーディングが行われた本作は、もともとは別離をテーマに扱いながら、分裂と境界、失われた希望(ブレグジットを指すととおもわれる)など、劇的に移り変わり行く世界について、定評のある知性的なリリックで歌われています。

すばらしいソングライティングと職人的なまでに精緻なプロダクションとアレンジは、混沌さを隠さないこの作品においてもザ・レジャー・ソサエティならではの安定感を誇っており、一聴して「上質なポップ・ソング」と感じさせるのはまさに職人技と言えるでしょう。デビュー・アルバムの時からザ・レジャー・ソサエティの音楽を認め、賞賛を惜しまなかったあのブライアン・イーノの他、エマ・ガトリルなどが参加。さらにUKの詩人リズ・ベリーが流麗なポエトリー・リーディングを披露しています。2枚組全16曲のロード・ムーヴィーのような、はたまたダイアリーのような、パーソナルであると同時に普遍的な作品。