ここ日本でも彼の名前を一躍有名にしたピアノ・アンビエント/ポスト・クラシカルの大傑作『the malady of elegance』から約2年。その後初の日本公演や子供の誕生などを経て制作された3枚目となるアルバム『Famous Places』。いままでの彼の作品の中で最も色彩豊かで喜びや楽しさといった”陽”な雰囲気を感じさせてくれる作品。それはやはり子供の誕生という喜びに満ちた人生の新たな出発に立っている彼の心情が強く表現されているのではないでしょうか。
基本的にメロディーや楽曲の持つ明るい雰囲気以外はいままでの彼の作品を踏襲したもので、独特のピアノの音質を中心にラップトップで電子音のアレンジを加えています。その、オルゴールのようにキラキラとして素朴で飾り気のないピアノの音質とメロディーは彼にしか出来ない音であり、それがGoldmund = Keith Kenniffの個性や人柄を表しているといえるでしょう。生まれた息子と、惜しくも亡くなった義理の父親に捧げられた感動的な作品。また、新しいGoldmundの世界がここからはじまります。
Goldmundとして『Corduroy Road』(2005年 Type recordings)、『the malady of elegance』(2008年Type recordings)、その他E.Pとして『two point discrimination』(2007年 Western Vinyl)をリリース。モダンとクラシカルが融合した独特のピアノ・サウンドはモートン・フェルドマンとブライアン・イーノが出会ったようなサウンドで、シンプルながら深みのある響きを伝えてくれます。
Heliosとして『unomia』(2004年 Merck)、『eingya』(2006年 Type recordings)、『ayres』(2007年 Type recordings)、『caesura』(2008年 Type recordings)を発表。