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Chris GarneauがMontreux Jazz Festival 2010に出演!Charlotte Gainsbourgの前座!

昨年のスコット・マシューにつづき、今年のMontreux Jazz Festivalクリス・ガノの出演が決定!スコットはアントニーのオープニング・アクトでしたが、クリスはシャルロット・ゲンズブールのオープニング・アクトを務めるようです。

今年は7/2-7/17の開催で、クリス・ガノの出演は7/4です。出演アーティストはPhil Collins、Roxy Music、Norah Jones、Tricky、Missy Elliott、Massive Attack、Billy Idol、Gary Mooreなどなどちょう豪華。おそらくクリスが一番下っ端ですが、出演はやはり栄誉あることです!

以下は出演決定記念の動画集ってことで。


Chris Garneau – The Leaving Song

個人的にだいすきな「The Leaving Song」のピアノ・ヴァージョンです。オリジナルはハルモニウムとチェロによる演奏なので、ぜんぜん印象がちがいますね。


Chris Graneu at Les Nuits de Fourvière 2009

こちらは昨年の7月、フランスのリヨンで行われたNuits de Fourvièreというフェスの映像です。遺跡風のステージがおもしろい。このときも東京のときと同じようにピアノとチェロだけでやったんですね。やっぱドラムいらないよなぁ、と個人的には思ったりも。

Chris Garneau & Keren Ann


Chris Garneau & Keren Ann

先日、衝撃的なセミヌード写真でぼくらを絶句させたクリス・ガノ。本職のミュージシャン活動もがんばってますよ、ってことで。日本でも人気のフランス人アーティストKeren Annと共演した最新ライヴ映像です。

現在製作中のニュー・アルバムにも彼女は参加してるみたい。これを観てイメージが湧いてきました。楽しみ!

で、そのKeren Annが音楽をてがけた『Thelma, Louise et Chantal』という映画のサントラにクリス・ガノは参加している模様。Sylvie Vartanの「La Plus Belle Pour Aller Danser」をカバーしています。もちろんフランス語で歌ってますよ。たぶんまだ日本では買えないのかな?

Chris Garneau プロモフォト新作

ぼくらのリトル・プリンス=クリス・ガノの新しいプロモフォトが公開されましたよ!いろいろと突っ込みどころ満載ですが、ノーコメントで!

ちなみにこれはいちばんソフトなほうです。ハードなのをお好みのかたはどうぞこちらをご覧ください。なんというか・・・ピアニストでもあるという、カーリーこと假屋崎省吾とのコラボを期待したいですね!

Chris Garneau来日後記

早いもので、クリス・ガノのライヴがおわって2週間以上が経ちました。忙しさのせいにしてたけど、いまさらながらちょっと振り返ってみようと思います。

クリスの第一印象は「ちっちゃい」、そして、つぎに「酔っぱらい」。あんなに小柄なアメリカ人にはたぶん初めて会った気がします。「酔っぱらい」っていうのは、ぼくらが出会った前の日が韓国ツアーの最終日で、さらにドラマーのベンがそのままアメリカに帰るということもあり、朝まで飲んでいたから。ぼくらは東京でのライヴの前日の1/17の昼に会ったのですが、そのままランチを食べに行ったときもビールを飲んでたので、ああ、この人はほんとに酒がすきなんだな、と。

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いちおうクリスの名誉のために書いておくと、普段の彼はステージ上で見せたような、とってもシャイで静かでかわいらしい男の子です。ただ、お酒を飲むと・・・(笑)

さて、ライヴですが、前述のとおり、今回は1/1から中国、香港、台湾、韓国という長いアジア・ツアーの最終公演としての東京でのライヴでした。実際、ライヴの次の日に帰ると聞かされていたので、まさかそのままオフとして1週間も日本に滞在するとは思ってませんでした。もし知ってたらもっとライヴできたのにね。

ドラマーのベンは韓国公演のあとに帰らないといけませんでしたが、チェロのアナ・コールナーは帯同。クリスいわく「もはや知らないことはない」という”his very beautiful friend”にして、優秀なチェリスト。

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3-4曲ほどクリスのピアノ弾き語りでしたが、それ以外はチェロとのデュオ。あとは「Castle-Time」ではピアノを弾きながらメロディカを演奏するという曲芸もみせていました。来日前にブログで書いていたハーモニウムはツアー中に壊れてしまったらしく、個人的にだいすきな「The Leaving Songs」を演奏できなかったのは残念でしかたありません・・・。

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ドラマーが来れなかったのは確かに残念だったのですが、ぼくは結果的に来なくてよかったと思っています。ピアノとチェロという最小限のアンサンブルだからこそ、余計にクリスのスペシャルな歌声が引き立っていました。クリスの最大の武器であるあの美しい歌声が。

おそらくライヴを観たみなさん驚かれたと思いますが、CDよりも実際のヴォーカルがずっと力強くエモーショナルだったことはとても意外でした。

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たとえば「天使の歌声」の彼はライヴでもCDと変わらない歌声で別次元の歌を届けてくれますが、それに比べると彼は「天使なんかじゃない」。長いツアーの疲れからか、ベストコンディションではなかったようですが、そんななかでも彼の叫びには心動かされました。実際にはCDと同じようにも歌えるみたいだけど、あえてエモーショナルに歌うことで、リスナーと近づきたいという想いかららしいです。

たとえばスコット・マシュー同様、じぶんの人生に起きた物事の悲喜こもごもの実体験を歌にするクリス。当然のように華々しい人生を送ってきたはずもなく、数え切れない挫折を経験し、悲嘆に胸を痛めてきた彼の弱々しく悲しい歌はただでさえ胸を締めつけてやまないのに、それがむき出しの感情とともに歌われるなんて・・・。力強さを得た弱さは信じられないぐらいにぼくの頭をかき乱してくれました。ライヴがおわってからのある種の「手ごたえのなさ」は、おそらくその影響でしょう。あのとき、確実にぼくの頭はどこかおかしくなっていたと思います。

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セットリストをご覧のとおり、2nd『El Radio』からは「Hands on the Radio」と「Fireflies」の2曲だけ?って・・・ちょっとはレーベルに気をつかえよ、と思いましたが(笑)、ほとんどが1st『Music For Tourists』からの演奏でした。ピアノとチェロだけだから、妥当でしょうか。けど、やろうと思えばできたでしょう?だって、「ピアノは万能の楽器」だって、「のだめカンタービレ」で読んだよ!とか思いましたが、まあ、楽しみはつぎにとっておきましょうか。

Elliott Smithの「Between the Bars」のカバーも、彼の友達のJenny O.(なんと!Jenny Owen Youngsと別人だと知りました!)のカバーもすばらしかったですが、個人的にはそうですね、EP収録の「Blackout」がベストでした。CDでは地味な印象でしたが、すごい沁みました(ちなみにCDでこの曲のコーラスを歌ってるのはJenny Owen Youngsのほうで、「Over and Over」のコーラスを歌ってるのがJenny O.のほう。ややこしい!)。ニューヨークの停電ってことでちょっと『ショートバス』を彷彿させました。

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おそらく1時間ちょっとほどの短い時間でしたが、とても濃い時間だっと思います。ふたりとも疲れているのにサイン会。ひとりひとりと丁寧に話していたように思います。このへんはもはや記憶なし。感動したのは思ったよりもクリス・ガノをすきなひとがたくさんいたってこと。ぼくだけかと思ってましたよ。

クリスとアナはライヴの翌日の1/19からホリデイとして1/25まで滞在して、日本を満喫していました。個人的にも何度もいっしょにごはんを食べたりお酒を飲んだりプリクラを撮ったりして仲良くなれたのはとてもうれしいことです。ふたりとも年が近かったのでなおさら(アナは80年、ぼくが81年、クリスが82年生まれ)。気の毒なことにアナがインフルエンザにかかってしまったこともあって、ひとりでヒマなクリスと何度かデートしましたよ(笑)

最後にライヴにお越しいただいた方々をはじめ、オープニングアクトを務めてくださったおおはた雄一さん、O-nestや関係者のみなさまにお礼申し上げます。

さて、アンコールの最後、彼がだいすきな冬について歌った新曲「Winter Songs no.1」(と後で訊いた)を演奏しおわって、彼がつぶやいた言葉をみなさんに捧げます。

「Happy Winter」

つぎの冬にまた会いましょう。


2010.01.18 at Shibuya O-nest
Chris Garneau showcase live in Tokyo 2010

Set list
1. Hands on the Radio
2. Relief
3. October October (new song)
4. Black & Blue
5. Castle-Time
6. Fireflies
7. Blue Suede Shoes
8. We Don’t Try
9. Baby’s Romance
10. Not Nice
11. Between the Bars
12. Blackout

Encore1
1. Island Song
2. Sugar (Jenny O cover)

Encore2
1. Winter Song no.1 (new song)

写真はすべてフォトグラファーの三田村亮さんからお借りしました。すてきな写真をどうもありがとうございました。

lirico初のコンピレーション『Saddest Songs』

saddest_songs

当初の予定よりも若干遅れてしまいましたが、liricoとしては初となるコンピレーション・アルバム、その名も『Saddest Songs〜世界でいちばん泣ける歌〜』が2/10にリリースされます。

今回、CDなどのフィジカル・リリースではなく、iTunesでのデジタル・ダウンロード限定でのリリースになります。

「Saddest Songs」というタイトルそのままのコンセプトで、かなしみをたたえる美しい歌ばかりを集めました。たしかに明るく楽しくなりたいと思うのが当然のことだと思いますが、明るくて楽しい音楽を聴きたくないときだってあるはず。「明るい曲はもうたくさん」という人たちのために、あえてliricoはこのコンピを捧げます。

ご存知のとおり、liricoはかなしみをネガティヴなものと捉えていません。かなしみも、よろこびも、ひとつの「感情」です。ぼくはいつも人生はプラスマイナスゼロだと考えています。かなしみがあれば、よろこびもある。かなしみがあるから、よろこびがある。だから、ぼくはみんながたくさんのかなしみと、たくさんのよろこびを経験すればいいと思う。豊かな感情こそが豊かな生活を導きます。

なにを書いてるのかわからなくなってきましたが(笑)、とにかく、よろこびに溢れたコンピレーションはそっちが得意な人に任せて、「sad is beautiful」を掲げるliricoはかなしみに満ちたコンピレーションを作りました、ということです(笑)まあ、要するに、こころに沁みる美しいコンピができたので、ぜひ聴いてください、ってこと!

15曲でなんと900円!!非常にお買い得ですよ。PDFでライナーもついてきます。まだ何も書いてないので、どういうものになるかわかりませんが(笑)

いちばん下のリンクから詳細をごらんになれます。全曲試聴もできるので、ぜひチェックしてみてください。きょうのところはこんなかんじで。次回、コンピ選曲の舞台裏に迫ってみます、と適当に予告しておきます。

Track list:
01. Heather Woods Broderick / Something Other Than
02. Grand Salvo / Needles
03. Tamas Wells / Valder Fields
04. My Broken Frame / Miss Moon
05. egil olsen / Nothing Like the Love I Have For You
06. Serafina Steer / By This River
07. Misophone / You Can’t Break a Broken Heart
08. Scott Matthew / Language
09. Gareth Dickson / If I
10. Last Days / May Your Days Be Gold
11. Whiskey Priest / Sweet Child
12. Radical Face / Homesick
13. Georgia’s Horse / Bloom
14. Chris Garneau / Over and Over
15. Matt Elliott / A Waste of Blood

『Saddest Songs』詳細/試聴:

http://www.inpartmaint.com/lirico/lirico_title/DDIP-3024.html

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